3月17日(日)15:30 kick off
1回戦 vs東京工業大学
@東京工業大学大岡山キャンパスグラウンド
東京大学 1 – 1 ( PK5-3 ) 東京工業大学
1 | 結果 | 1 |
0 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 0 |
5 | PK | 3 |
8 | シュート | 7 |
Contents
マッチデープログラム
戦評
アミノバイタルカップ1回戦、対戦相手は東京工業大学。2024シーズンの開幕を知らせる笛が、大岡山にて鳴り響く。河野(新2年・理一)、秋馬(新2年・文一)らは公式戦初出場。新生東大ア式は、新たな顔ぶれで、公式戦初戦の勝利を目指した。
前半開始後から、東工大はブロックを敷きつつ、縦パスや中央への侵入には強く出るマンツーマン気味の守備を行う。拾ったボールをすかさず敵陣に放り込み、カウンターを狙う意図だ。東大はボールを握る展開となるが、東工大のブロックを崩せずにいた。そんな中、前半9分、東大は、サイド裏へのロングボールから、クロス、シュートと運ばれるも、CBで出場した吉本(新4年・工)がブロック。この試合でキャプテンマークを巻く男が体を張った守備でチームを鼓舞する。しかし、その流れで与えたCKで、東工大CB#4にヘディングで合わせられ、まさかの失点。東工大に先制点を許してしまう。一転、苦しい状況となった東大だが、DFの吉本、田中(新4年・農)、MF歌(新4年・教育)を中心に、ポゼッションを保持しつつ、積極的に攻撃を仕掛ける。WGの長田(新2年・文二)、河野らが奥のスペースを活用し、東工大DFの負担を増やしていく。20分には、河野と河島(新2年・理二)のコンビネーションから、秋馬が抜け出すも足は届かず。ボールを握りながらも、大きなチャンスを作りきれない、もどかしい展開の中、前半が終了する。
HTで、東大はFW長谷川(新4年・教養)を投入し、攻撃の活性化を試みる。すると、7分、石川(新4年・農)の縦パスに反応したMF佐々木(新4年・工)がターンの際に、相手DFと接触し、良い位置でFKのチャンスを得る。キッカーを務めたのは佐々木。縦回転を狙ったシュートは、相手の壁でディフレクションし、ゴール右隅に吸い込まれる。背番号9、佐々木のゴールで東大が同点に追いつく。流れは一気に東大へ。16分に陶山(新4年・医)、26分に谷(新4年・経)を投入し、攻撃をたたみかける。32分、スピードを生かした陶山の突破から、クロスに反応した長谷川がシュートを打つも、ゴールの上。その後も谷を起点とした攻撃を行うも、得点はならず。試合終盤には、石川がシュートを打つも、GKがセーブ。そのまま試合は動かず、PK戦に突入する。
PK戦での主役は、間違いなく東大GK里見(新2年・文一)。東工大4人目のキックを、完全に読んで見事なセーブ。対して、自信を持って足を振り抜いた東大キッカーは、全員成功。見事に、PK戦で勝利を掴んだ。
初戦からPK戦に突入し、厳しい試合となった東大ア式。しかし、追いかける展開から同点に持ち込み、PK戦の末に勝利した、という経験は間違いなくこれからに生きてくるだろう。勝利できたことが一番の収穫であった。次戦の相手は、日本大学文理学部。同リーグに所属する相手に勝利し、勢いをつけていきたい。