シント=トロイデンVV×東大ア式 提携のお知らせ

東京大学ア式蹴球部は、サッカーベルギー1部リーグに所属するシント=トロイデン VV(以下STVV、本拠地:ベルギー・リンブルフ州シント=トロイデン市)と選手スカウトにおけるパートナーシップを締結いたしました。

プロジェクト内容

・弊部テクニカルユニットによるSTVVの選手スカウト業務補助
・セットプレーのメソッド化に向けた映像収集
・弊部テクニカルユニットへの選手スカウトに関する知見の蓄積

岡本康太郎(4年スタッフ)コメント

今回の共同プロジェクトは、STVVでCEOを務めていらっしゃる立石様よりお話をいただき、昨年6月頃から始動しました。以来選手スカウト業務補助を通じて、STVVが求める選手を一人でも多く発掘すべく熱意を持って活動に取り組んでおります。

また弊部テクニカルユニットにおきましても、選手スカウト分野における実務を通して、そもそもチームにおける「良い選手」とは何なのか、ひいては自らの評価基準とサッカーという競技ゲームの構造について、1から考え直す機会をいただいています。サッカーを知り、考える新たな枠組みの形成を強く実感し、非常に興味深く勉強になることばかりです。

この提携が少しでもSTVVの強化とテクニカルユニットの知見向上、ひいては将来的な日本サッカーの強化へとつながる可能性を信じ、今後も真摯に、持続的にプロジェクトに取り組んでまいります。

川上皓大 (テクニカルスタッフ・プロジェクトリーダー) コメント

弊部テクニカルユニットが、日本サッカー界に多大なる貢献をされているSTVVと関われること、非常に嬉しく思っております。テクニカルユニットが今まで蓄積してきた知見を存分に発揮できるような場所を提供していただけるだけでなく、テクニカルユニット自身の成長にも繋がるような本プロジェクトに、我々一同全力で取り組んでいく所存です。

昨年6月頃から始動した本プロジェクトは、夏・冬に開かれる移籍市場に向けて選手スカウトをサポートし、STVVのチーム強化に貢献することを主目的としています。将来的には、この活動が実を結び、テクニカルユニットがリストアップした選手がSTVVで活躍することを期待しながら、本プロジェクトをより成長させていけるよう、尽力していく所存です。

長島大(STVVチーフスカウト)様コメント

まず初めにこのような機会を頂き、東京大学の皆様にお礼を申し上げます。
弊クラブのフィロソフィーに賛同していただき、2022年6月頃 から本プロジェクトは少しずつ始まりました。

テクノロジーの発達により今や世界中の選手が獲得の対象となっており、選手の情報をいかに取るかが重要な鍵となっています。STVVの選手スカウトチームでは、勝利に貢献でき、そのプロセスを通じて成長し、次のステップに進める選手を常に探しています。こういったポテンシャルのある選手を探してくることは非常に難しく、常に答えを探しながら取り組んでいます。

現在、主にこのプロセスにおいて東大ア式蹴球部のテクニカルユニットの力を借りています。その傍ら自分たちが日々、ヨーロッパで学んでいること、経験していることを少しでも共有することで東大ア式蹴球部へはもちろん、人材輩出という面で日本のサッカーまたは日本のスポーツの発展に微力ながら貢献できればと思っています。

今後もお互いに成長ができるよう日々取り組んでいきます。

STVVとは

1924年創立のベルギー・プロ・リーグ1部に所属するサッカークラブ。 2017年11月に合同会社DMM.comが経営権を取得。2018年に元FC東京GMの立石敬之が最高経営責任者(CEO)に就任 。 5つの柱として、トップチームの強化・アカデミーの充実・新たな事業スキームの構築・スタジアムの拡充・IT導入による技術革新を掲げている。シュミット ダニエル選手(前所属 ベガルタ仙台)、橋岡大樹選手(前所属 浦和レッズ)、岡崎慎司選手(前所属 FCカルタヘナ)、伊藤涼太郎選手(前所属 アルビレックス新潟)、小川諒也選手(前所属 FC東京 )、山本理仁選手(前所属 ガンバ大阪)、藤田譲瑠チマ選手(前所属 横浜F・マリノス)が所属。2022-23シーズンは勝ち点42の12位で終了した(11勝9分14敗/得失点-3/37得点40失点)。

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