東京都大学サッカーリーグ1部第15節
2023年7月15日(日) 15:30KO
| 東京 | 6 | 2 – 0 | 0 | 東京理科大学 |
|---|---|---|---|---|
| 4 – 0 | ||||
| (34分) 谷晃輔
(45+2分) 三谷深良惟 (62分) 三谷深良惟 (78分) 佐々木洸 (90+4分) 佐々木洸 (90+7分) 谷晃輔 |
得点 | |||
| (85分) 佐々木洸 | 警告 | (42分) 36番
(47分) 41番 (82分) 99番 |
||
| 退場 | (82分) 99番 | |||
スタッツ
| 東京 | 項目 | 東京理科大学 |
| 55.8 | 支配率 | 44.2 |
| 20 (11) | シュート (枠内) | 8 (1) |
| 1 | CK | 5 |
| 11 | FK | 9 |
| 5 | ファウル | 11 |
| 3 | オフサイド | 1 |
スターティングメンバー
| 位置 | 番号 | 選手名 |
| GK | 21 | 笹森貫佑 |
| DF | 2 | 竹内拓夢 |
| DF | 3 | 矢島隆汰 |
| DF | 5 | 八代快 |
| MF | 8 | 古川泰士 |
| MF | 10 | 三谷深良惟 |
| MF | 12 | 石川大貴 |
| MF | 13 | 植田陸人 |
| MF | 25 | 谷晃輔 |
| FW | 11 | 北川孟 |
| FW | 26 | 陶山大晴 |
サブメンバー
| 位置 | 番号 | 選手名 |
| GK | 1 | 兒玉寛俊 |
| MF | 17 | 歌俊亮 |
| MF | 20 | 佐々木洸 |
| MF | 23 | 杉山弘樹 |
| MF | 24 | 田中大智 |
| FW | 36 | 大谷遼一 |
選手交代
| OUT | IN | |
| 51 | 陶山大晴 | 歌俊亮 |
| 55 | 植田陸人 | 杉山弘樹 |
| 63 | 石川大貴 | 田中大智 |
| 70 | 杉山弘樹 | 佐々木洸 |
| 90+2 | 北川孟 | 大谷遼一 |
戦評
関東大学サッカーリーグ戦東京・神奈川1部第15節、7位に位置する東京大学は、未だ0勝と勢いに乗れない東京理科大学と対戦。怪我から復帰した石川（3年・農）をスタメンに起用し、最下位相手に油断せずしっかりと勝利を収めることを最低条件とした。 前回対戦時は前線からのハイプレスを持ち味にしていた理科大だったが、今回は照りつける日差しのためか守備態度はうってかわりしっかりとブロックを組む様子。
前半は東大がボールを握る時間が多い展開となる。後方3枚のゆったりとしたボール回しから竹内（4年・経）、八代（4年・法）がロングボールを配給するシーンが幾度となく見られた。 前半33分。ついにスコアが動く。ロングボールを受けた北川（3年・経）がカットインからシュートを放つと、GKの弾いたボールを谷（3年・経）が押し込み東大が先制に成功する。谷はこの得点が今季3点目となった。 その後も相手を敵陣に押し込みながら最終ラインでボールを回すことに成功していた東大に45分、追加点が生まれる。相手のクリアをワンタッチで植田（4年・農）が背後へと蹴り込むと、すかさず反応した三谷（4年・法）がGKの頭を越すループシュートを鎮め2-0。理科大の杜撰な裏対応を突く正に狙い通りの一撃であった。
後半に入ると、ボールを奪って主導権を握り返したい前線と、リスクを冒さず構えたい後方とで理科大の陣形が分離し始める。そんな中、またも得点に絡んだのは2年ぶりの1部に臨む北川であった。谷からのスルーパスに反応して縦突破を決め、そのまま早いグラウンダーのクロスを入れると、跳ね返したクロスのこぼれ球に反応したのは三谷。今季得点に伸び悩んだエースの目の覚めるような一閃によって東大が3-0へと突き放した。 なおも攻撃のペースを緩めない東大は77分、谷のFKに佐々木（3年・工）が頭で合わせて追加点。今季途中にCFへとコンバートされた佐々木が指揮官の期待に応える形となり、2戦連発のサプライズをもたらす。 81分には、再三狙われた理科大の最終ラインの背後をまたも北川が突き、GKと1vs1へ。このプレーで北川を倒した相手GKへは退場処分が下り、東大にダメ押しのPKチャンスが訪れる。しかしキッカー北川のシュートは惜しくもバーに嫌われ、スコアは依然として4-0のままアディショナルタイムを迎えた。 93分には途中投入の大谷（1年・理一）のクロスのこぼれに反応した歌（3年・理一）がロングシュートを放ち、またもこぼれたボールを佐々木が押し込んで追加点。怪我明けの歌のポジティブなパフォーマンスと佐々木の嗅覚が光った大きな5点目となった。96分に谷がショートカウンターを独力で成功させ6点目を奪ったところで試合終了。
最下位相手に堂々たる横綱相撲を見せた東大イレブンであったが、結果以上に各人の得点関与が如実に高まった1試合であった。次節は中断明けの成蹊戦となる。球際と速攻に定評のある非常に難しい相手ではあるが、この良い鎖を断ち切らずに粘り強く勝利を収めたい。
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