アミノバイタルカップ2回戦vs成城大学

3月13日(日)12:00 kick off

2回戦 vs成城大学

@東京大学農学部グラウンド

東京大学 1 – 0 成城大学

東京 1 0 – 0 0 成城
1 – 0
11 シュート 11
4 CK 6
3 オフサイド 1

 

戦評

東大ア式の2022年シーズンが始まった。昨季は苦しい闘いが続いたものの2年目となる林監督のもと主将の松波(新4年・工)や背番号10の出射(新4年・教育)といった主力が多く残り、1年での1部復帰は至上命題と言える。1部の成蹊大に勝利するなど充実したプレシーズンを過ごしており、このアミノバイタルカップもリーグ戦に向けた良い予行演習としたいところだ。初戦の相手は成城大学。同じリーグに所属しているだけに、嫌な印象を与えることも重要になってくる。

東大は4-1-4-1のフォーメーションをセレクト。最前線には石丸(新4年・教養)が入った。立ち上がりからシンプルかつスピーディーな攻撃を見せる成城大に対し、東大は松波を中心としたパス回しから勝機を伺う。最初の大きなチャンスは成城大。左CKに76番坂本がマークの上からヘディングシュートを放つが、これは枠の右に外れた。その後東大はボールを持つ時間が長くなるが、成城大のプレスを良い形でかいくぐれない。その結果確率の低いロングボールやミドルシュートに頼るシーンも多く、決定機がないまま前半を終えた。

しかし、東大が愚直に続けたパス回しはボディブローのようにじわじわと効いていた。後半途中になると成城大の足が止まり始め、前半のような積極的なプレスが機能しなくなるように。東大自慢のパス回しがようやくリズムを取り戻し、12分には石丸が吉本(新2年・理一)とのワンツーからGKとの1対1を迎える。97番椎名のファインセーブに阻まれるもののその後もシュートまで持ち込む場面が増え、ゴールへの期待は高まっていった。

すると26分、出射の長いパスに反応した吉本がGKもかわして右足で流し込み、ついに均衡を破る。吉本にとっては嬉しい公式戦初ゴール。得点後には林監督の「指示」通り選手全員による歓喜の輪ができた。その後成城大は攻勢を強めるが、東大も背番号1を背負う守護神・兒玉(新3年・工)を中心として集中力の高い守備を披露。終盤には公式戦初出場の上原(新2年・文三)や水本(新3年・教育)らも投入して時計の針を進め、そのまま試合終了となった。

細かい判断・技術のミスや試合を通した継続性など課題も残ったものの、全体を見れば優勢に試合を進め「順当」に勝利を収めた東大ア式。何より公式戦は勝ち切ることが最も大切だ。次なる相手は昨季1部で3位だった強豪・東農大。難しい試合になることは間違いないが、成長を証明するためにも全員の力で勝利を掴み取りたい。

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