2019年7月7日
東京都大学サッカーリーグ1部第3節(延期分)
vs東京経済大学
●0-4(0-2,0-2)
7月7日日曜日、ホーム御殿下に勝ち点差1で追う東京経済大学を迎える。絶対に勝たなければならない試合であり、やるべきことは明確な試合であった。
立ち上がり、どちらもボールを後ろでは繋がず前に簡単に送りあう展開で落ち着かない時間帯が続く。しかし、声をかけならがら東大はボールを保持する展開を目指す。
前半6分、染谷(2年、文Ⅱ)がキックフェイントで相手を外し中盤の杉山(1年、文Ⅱ)にパス、杉山はドリブルで相手をかわし、松本(3年、工)へアウトサイドで絶妙なスルーパス。スピードに乗った松本がDFにつかれながらもGKと一対一となるが、惜しくもシュートは右へ外れる。その後、後ろからつなぎ好機をうかがう東大と、セカンドボールからピッチを広く使おうとする東京経済、どちらも自分たちのスタイルで相手を崩そうとする。そんな中危ない場面も迎えるが、染谷を中心にしっかり防ぐ。
こちらのチャンスは、24分、相手コーナーのこぼれ球を拾った松本がドリブルでピッチを縦断、中村知(3年、文)にパスをし、中村知は相手をかわし再び松本へパス。このパスが合わず好機を逃す。
膠着した中、前半30分ライン間で、一瞬相手をフリーにしそのままミドルを打たれ失点。先制点を与えてしまう。
追いつきたい東大だが、相手の5バックに対して最後のパスが合わずシュートまでいけない。
そして、前半終了間際にクロスから失点し、2点ビハインドで前半を折り返す。
このまま負けるわけにはいかない東大。HTに和田(3年、農)を投入し反撃の起点を作ろうとする。
しかし後半立ち上がり、相手クロスのクリアを拾われ豪快な左足シュートを決められて痛恨の3失点目。
その後は見せ場も作れず、カウンターで4失点目を喫し、0-4の大敗となった。
前期リーグを1勝3分5敗の勝ち点6という結果で終えることとなった東大。得点は少なく、失点は多い。勝者のメンタリティーは無く、試合中に相手を構造的に捉えて相手の嫌なことをやり続けることもできない。勝つためには何をしなければいけないのか、そして自分たちがそのためにどれだけのことをしなければいけないのか、そもそも勝利を渇望しているのか、わからなくなる結果となった。チームはいわばどん底の状態まで、東京都一部の壁に叩き落とされた。
地まで叩きつけられたチームの唯一の選択肢は “這い上がる”こと。チームとして、個人として何が必要なのかを苦悩しながら前進するしかない。夏が大きな転機となり、成長した東大イレブンが御殿下のピッチに立っていることを願う。
関係者各位の皆様、前期リーグを通しての熱いご支援ご声援の程ありがとうございました。後期リーグにつきましても、引き続き応援よろしくお願い致します。
文責 : 3年 内倉