第4回石丸サッカー放浪記

お久しぶりです。
6/20の出国から2ヶ月が経過し、最初の訪問国カンボジアでの活動を終えました!

SOLTILO Angkor FC での活動を終えてからの1ヶ月弱は首都プノンペンで活動していました。

プノンペンの町並みです。

「カンボジア=貧困」

とばかり考えていましたがここに来てその認識も覆りました。

ここ数年での成長が著しいらしく、中国系企業の進出が進んでいて街のいたるところで中国語の書かれた大きなビルを見かけます。

中華系により経営されているこちらのカジノの賭け金の年総額はカンボジアの1年の国家予算を超えるんだとか、、、

とはいえ中心部から少し離れるとゴミ山があったりもします(興味があれば「プノンペン スモーキーマウンテン」と調べてみてください)

プノンペンでも同じくSOLTILOにお世話になりました。

SOLTILOはプノンペンで、
・インターナショナルスクールの生徒対象
・カンボジアの子供たち対象
の2つのスクールを経営しており、自分は主にインターナショナルスクールの生徒対象のレッスンにアシスタントコーチとして参加していました。

当初、スクールでのレッスンって何をするのか疑問に思っていました。将来コーチを志してるわけでもないし、指導力に自信があるわけでもないし、この経験を積んでどうなるのかもよくわからない、、という状態のまま活動を開始していました。

結果からすると、これがめちゃめちゃいい経験になりました。スクールでのレッスンの時間からそれ以外の時間まで、とにかく濃い日々を送っていました。

インターのスクールにはアジアだけに留まらず10を超える国籍の生徒が参加しており、総勢80名の生徒がいました。プレーや、振る舞い、練習への姿勢にその国のカラーが表れているようで面白かったです。

そんなスクールでのレッスンですが難しいことだらけでした。まず第一に言語の壁の存在。多国籍の生徒を相手にするため英語を話すことになるが、これが非常に困難でした。日常英会話ともまた違う難しさがありました。

ただそれ以上にもっと大事な根本的な難しさがありました。
実は一度メインコーチとしてレッスンを任せてもらったことがあったのですが、それをわかっていなかったためにひどく叱られました。

何かと言うと、要するに「お金をもらって指導をするとはどういうことか」ということ。

最初、練習を任せてもらった時は「自分が組んだメニューをその通りに実行する」こと、いわば自分のタスクをいかにこなすかということしか考えていませんでした。

でもボランティアで教えてるわけではなくプロフェッショナルのコーチとして教えているわけで、お金を払ってくれてる保護者はその能力に価値を認めてお金を払ってくれている。

となると、1時間のレッスンなら、その時間内で子供一人一人により多く、与えられるものを与えなければならない。

お金を払ってくれる保護者は、必ずしも単に子供のサッカーの上達だけを願っているわけではない。
そうした期待、その期待が数値化された金額に見合うだけの働きをしなければならない。
子供も保護者も満足できるような時間を提供する必要があり、そうしていくなかで関係性が構築されていく。1つ1つの人と人との繋がりの大事さも感じさせられました。

そういうことがわかってるかわかってないかで動き方含めて全て変わってくる。

“お試しコーチ”の自分とは違って、お客様一人一人の満足度が自分の生活にもかかってくる”コーチ”の言葉の重みはすごかった。
究極のサービス業としてのサッカースクール、そしてそのサービス業をする上での心得。とても勉強になりました。

プロフェッショナルとは何か?
番組じゃないけど真面目に考えてみるのも面白いかもしれないです。

日本の大企業勤めをやめてここのスクールで働いている方のお話を聞くと、
「日本の企業にいるときは、自分の働きの結果が目に見える形として見えてきにくかった。タスクをこなせばそれにお金が発生する感覚。でも、ここでの仕事は自分の働きがダイレクトに結果として現れてくる。」
その感覚や、自分がいなきゃ組織が回らないという感覚に充実感を抱いているようでした。

そのあともう一度チャンスをもらえ、2回目のメインコーチをやらせてもらいました

もう一つのスクールは高額のレッスン代を払えないカンボジアの子供たちを対象にした低価格のスクールでした。

このスクールの理想は日本人が関わらずにカンボジア人スタッフのみで運営できるようになることだそうです。
そして最近、練習をカンボジア人スタッフのみで回す形が軌道に乗ってきたようで発足当初から知る責任者の方はとても嬉しそうにしていた。

もう一つ、

どちらのスクールにしても11人制の試合を経験したことのある選手はいないようだった。

自分の少年サッカーを思い返すと当たり前のように11人制の試合の機会が定期的に用意されていて、それがなによりもの楽しみだったし努力する理由でもあった。

サッカーの練習に励んでる子供たちにサッカーの一番の楽しみを知ってもらいたい、試合をキッカケにより一層練習に熱を注いでもらいたい、という思いからなんとかして試合をする機会を作ってあげられないものか、と考えました。

ちょうどそこで、近くの学校が大きなグラウンドを持っていて、グラウンドを誰も使わない時間があるという話をを聞きました。

試合を経験したことのない子供たち、使用者のいないグラウンド、これを結びつけることができれば、、、

そこで、その学校に勤めている先生と連絡を取り試合をしたいと考えている旨を相談しにいきました。

すると、、

なんと許可をいただけ、試合をする場を用意することができました!

不手際はありつつも、多くの方から助けてもらいながら、子供たちには試合を経験してもらうことができました。
ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。

試合を終えた生徒からは楽しかったという声ももらえたが、負けたカンボジア人チームの生徒から、「勝つためにはもっと協力しないとダメだよね」、という意見が出てきていたことは驚いたし、どこか嬉しくかんじました。

そんなプノンペンでの暮らしでしたが、実はすごく悩み苦しむ時間がたくさんありました。
その話はまた次回書かせてもらいます。

おつかれさまでした!

2019年8月21日

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