第2回石丸サッカー放浪記

前回の記事はお読みいただけたでしょうか。
こないだ発信したばかりですがまた更新させてもらいました。この企画、自分でもどのくらいの頻度で更新していけばいいのかよくわかっていなくて、最初にお話をいただいた時には週一で頼まれたんですけど、、まあ気まぐれに更新させてもらいます。
というわけで、ここから一年近くしばらくこんな感じで更新させてもらうのでお付き合いください。

今回は3週間過ごしてきたなかで見えてきたカンボジアにおけるサッカーの位置付け、とか特徴みたいなことをお伝えしていこうかな、と思います。

カンボジアでのサッカー人気はとても高い、間違いなくNo. 1人気スポーツだ。街行く人たちを見ると国内外のユニフォームを着ている人たちをたくさん見かける。あれ、でもユニフォームって高級品じゃないのかな?と思い、町のスポーツショップまで行ってみると、なんとユニフォームが格安の$4で売っていた。ボールは$8、スパイクは$13、めちゃめちゃ安い、、、
が、よく見てみるとユニフォームのエンブレムが違う、そもそもこんな柄じゃない、スパイクもこんな型のあったっけ、という有り様、要するにパチモンだらけだった。おそらく住民たちはそんなことも気にせずこれらのグッズを愛用している。チームにいるプロ選手達は、町のスポーツショップではまともなのが手に入らないから取り寄せてるようだ。

実は、先週から自分は地域に住むカンボジア人を対象にしたフットサル大会を企画してその実行に向けて準備している。チームの名前を冠したSoltilo Cupだ。開催を決めた経緯や目的は大会終了後にでも書かせてもらいます。

というわけで、最近はこないだブログで書いたような仕事はあまりしておらずフットサル大会の準備をしている。大会開催にあたって一番の課題となるのが参加チームの募集。
先述した通りカンボジアでのサッカー人気は高く、今自分が住んでいるところからチャリで10分圏内に7.8個のフットサルコートがあり、毎日夕方になると続々と人が集まりはじめ、夜遅くまで賑わっている。

大会参加者を集めたい自分は、各フットサルコートを回り「コレコレこういう者で、こんな大会を企画してるんだけど興味ない??」と話しかけてみる。すると、大抵興味を示してくれる。そして面白いのが、そうやって話しかけると多くの場合『一緒にサッカーやってく??』と招き入れてくれる、めっちゃフレンドリー。それで一緒にサッカーをするとグッと距離が縮まる。試合中に聞こえてくるクメール語の指示は全く意味がわからないが試合の中の動きで、言葉はわからずとも意思疎通が出来ていく。お互いに不慣れな英語で会話している時よりも、サッカーのプレー中の方が自由に多くの情報を交換できてる気がして、「サッカーって共通言語なのか」とか思ったりして。
そして試合後には飲み物とご飯をご馳走してくれる。生まれて初めてカエルの唐揚げを食べました。普通にうまかった。

聞いてみると、その人たちは午前中観光ツアーのガイドをして、夕方からは仲良し軍団で組まれたチームでフットサルをして、そのままフットサルコートで飲み食いするのが日課らしい。純粋にすごい楽しそう。

ここでのフットサルの仕組みは、チームでフットサルをしたいとコートのオーナーに申請すると、オーナーが適当に対戦相手となるチームをマッチングしてくれるらしい。そして、負けたチームがグラウンド代を負担すると言ったちょっとした賭けも行われ、試合はなかなか白熱する。

そんな感じです。鳥かごとかすると、股抜きされたらタメ、10回回されてもタメっていう風習があるようで、どこ行っても同じなんだなって思い少し面白かった。

一方でカンボジアならではのヘンテコルールも、何個かあるのでそれを紹介して終わります!

【ローカルルール①】
〈バックパスが反則じゃない〉
これによってプレスの意味が無に帰す。
最強のプレス回避、キーパーキャッチ。

【ローカルルール②】
〈キーパーが触ってゴールラインを割った場合ゴールキック〉
コーナーキックにならん。

【ローカルルール③】
〈キックイン時、距離0メートルの壁〉
エンドレスキックイン。

【ローカルルール④】
〈プロが遊びに来とる〉
これはもうルールとかじゃないけど、たまに普通のフットサル場にプロが来て、パンピーと一緒にガチでサッカーしてる。
日本じゃありえないカンボジアならではの光景。

またしても長くなってしまいましたが、こんな感じです。単純にサッカーすることを楽しんでるし、地元の人たちとも交流が多く、大会の計画も進められ、なかなか楽しくやってます。

10時間移動のバスに乗車中です。

One thought on “第2回石丸サッカー放浪記

  1. ヤス、元気そうじゃん。なかなか充実してるみたいね。面倒も楽しんで、経験を深めて下さい。

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