2024年度 第2回 関東大学サッカーリーグ戦 東京・神奈川1部 第3節
2024年4月21日(日)13:00KO
東京 | 2 | 0 – 2 | 2 | 日文 |
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2 – 0 | ||||
61分 佐々木89分 長谷川 | 得点 | 9分 OG 17分 29番 |
||
34分 上原77分 山田 | 警告 | 23分 18番 | ||
退場 |
スタッツ
東京 | 項目 | 日文 |
13 | シュート | 15 |
2 | CK | 5 |
10 | FK | 18 |
4 | オフサイド | 0 |
1 | PK | 0 |
スターティングメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 1 | 里見悠成 |
DF | 4 | 上原真路 |
DF | 13 | 田中大智 |
MF | 5 | 石川大貴 |
MF | 6 | 歌俊亮 |
MF | 7 | 河島誠二郎 |
MF | 10 | 谷晃輔 |
MF | 17 | 河野慈央 |
FW | 9 | 佐々木洸 |
FW | 11 | 北川孟 |
FW | 16 | 山田裕次郎 |
サブメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 21 | 大場祥吾 |
DF | 12 | 宮川旭 |
MF | 3 | 荒拓也 |
MF | 8 | 吉本章 |
MF | 14 | 杉山弘樹 |
MF | 15 | 柏村直登 |
MF | 18 | 馬屋原翔 |
MF | 23 | 長谷川希一 |
MF | 30 | 岡部惇貴 |
選手交代
分 | OUT | IN |
HT | 田中大智 | 吉本章 |
HT | 河野慈央 | 長谷川希一 |
75 | 上原真路 | 荒拓也 |
82 | 山田裕次郎 | 宮川旭 |
戦評
東京都・神奈川県リーグ1部第3節、東京大学の相手は日本大学文理学部。一月ほど前のアミノバイタルカップ2回戦で敗れた因縁の相手である。昇格組とはいえ、個の技術に定評があり、攻撃のクオリティの高い日文に対して、東京大学はCB田中(4年・農)をスタメンに起用し、万全の体制で挑む。
開始早々の8分、東大は自陣左サイド深くで日文にFKのチャンスを与え失点を喫する。#4城田の左足から混戦の中に放たれた正確なボールを、東大DF陣はクリアすることができなかった。しかしその後も、東大は全く気落ちすることなく日文ゴールに迫り続ける。すると失点直後の9分、スタメンに抜擢された田中が、ライン間で浮いた河島(2年・理二)に縦パスをつけると、それを受けた河島が反転し、敵を一枚剥がし左ウイングの北川(4年・経)に配球。北川は持ち前の技術とスピードで対面の敵を抜き去り、正確なクロスを供給する。北川のクロスをゴール前でフリーになった佐々木(4年・工)が頭で合わせるが、これは相手GKが正面でキャッチ。以降も相手ゴールへ迫る時間が続くが、なかなかチャンスを決めきれない東京大学。対する日文は17分、CB、MF、FWの密集したコンビネーションプレーから、東大DFの一瞬の隙をつき追加点を挙げる。東大としては序盤から2点のビハインドを背負い、苦しい展開が続く中、前半を終える。
ハーフタイムに桑原監督が檄を飛ばし、気合いを入れ直した東大は、後半開始から吉本(4年・工)、長谷川(4年・教養)を投入し、良いスタートを切る。開始早々から攻勢を強める東大は60分、山田(4年・文)からの一本のスルーパスで抜け出したストライカー佐々木が相手GKとの一対一をゴール右隅に冷静に沈め、一点を返す。逆転を目指し攻撃の手を緩めない東大は87分、右ウイングの谷(4年・経)が二人のマークを剥がしサイドを突破して宮川(3年・農)に預ける。久方ぶりの公式戦出場となる宮川は逆サイドでフリーになった長谷川を見逃さず、正確なクロスを送る。これを受けた長谷川は相手GKの飛び出しにも動じず、技ありのループを冷静に決め、チームの危機を救う。同点に追いついた後も、東大は3点目を狙い、歩みを止めない。終了間際の90+3分には、長谷川の素早いリスタートから佐々木、河島と繋げ、ペナルティエリア内で倒された河島がPKを獲得する。ついに逆転かと思われたが、河島の放ったシュートは無情にも枠外へ。悔しさと共にホイッスルが鳴り響き、2-2での引き分けとなった。
第3節まで未だ勝利のない東大。関東リーグへの昇格を見据えると、今節の結果は後悔が残るものであることも事実である。しかし、東大ア式が後半に見せたサッカーは間違いなくリーグ後半戦に繋がるものであろう。2点を追いついた事をポジティブに捉え、修正を加え、万全の準備で第4節、好調の武蔵大学に臨みたい。