関東大学サッカーリーグ東京・神奈川1部第6節、相手は玉川大学。昨シーズンは1部最下位と苦しみ、今シーズンも5節終了時点で9位と下位に沈んでいた。前節成蹊大学戦での敗戦の流れを断ち切るべく、荒(2年・文二)、上原(3年・教育)が2試合ぶりにスタメンに名を連ねた。
雨の降る中始まった序盤の攻防では、開始2分で東大が早々にチャンスを迎える。左サイドで縦に仕掛けた北川(3年・文)からのクロスに、ニアで荒がそらすが、これは惜しくも枠の外に外れる。その後は東大側がボールを握るも、攻め手を欠き、逆に玉川にカウンターを浴びるシーンが増える。16分には自陣でのボールロストから玉川大の原に鋭いミドルシュートを浴びるが、これは枠の右側に外れる。その後20分には歌(3年・理一)からのロングボールに山田(3年・文)が反応し、こぼれ球に詰めた北川がフリーでシュートを放つも、クロスバーの上に外れるなど、東大は再三のチャンスを決め切ることができず、前半はスコアレスで折り返す。
雨脚が強まりピッチコンディションの悪化する中で迎えた後半、東大はコーナーキックからのカウンターでピンチを迎える。クロスにエリアの中で渡邊が合わせるが、ここは兒玉(4年・工)が逆を取られた中で飛びついてセーブ。ピンチを救った。その後東大は、ボールが転がらない中浮き球を使って相手ゴールに迫るが、決め切ることができず。18分には北川がショートカウンターから左足で強烈なシュートを放つも、これは玉川のGK杉山に阻まれる。後半30分を過ぎると玉川大に連続して攻め込まれる時間が続くが、東大は八代(4年・法)、竹内(4年・経済)、上原の3人を中心に集中した守りを見せ、失点を許さない。その後もオープンな展開が続き、両チームチャンスはあるものの得点には結び付かず、0-0のまま試合終了となった。
再三のチャンスを決めきれなかった得点力には課題は残るものの、前節の3失点からしっかり修正し、無失点で抑えたことは次につながる収穫と言える。次節以降も難しい戦いが続くが、その中で勝ち点3を得ていきたい。