リーグ戦第12節vs東京都立大学

東京都大学サッカーリーグ2部第12節

2022年6月25日(土)　13:00KO

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戦評

東京都大学サッカーリーグ2部第12節は東京都立大学との対戦。前回対戦では引き分けに終わったこのカードだが、前節には首位の大東文化大学に敗れ後塵を拝する形となった東大としては是が非でも勝ち切りたい試合だ。初スタメンとなった日野(2年・理I)がゴールマウスを守り、前節相手の脅威となった北川(2年・文II)、吉本(2年・理I)がスタメンに名を連ねた。
35℃を超える炎天下でのキックオフは開始直後から互いにオープンな展開となった。前半6分にはGK日野のパントキックを谷(2年・文II)が拾い、左サイドの北川に展開。北川は得意のドリブルでサイドを突破し石丸(3年・教養)にピンポイントクロスを供給。石丸のシュートは惜しくも相手GKに阻まれる。一方で前半9分には相手SHのフリックからCFにミドルシュートを許す。これはGK日野が好セーブで防いだが、互いに着実に相手ゴールに迫っていく。東大は前半14分には、アクシデントに見舞われた吉本に代わり大矢(4年・経済)を投入し、膠着した流れを断ち切ろうとする。しかし前半23分には中盤を崩され、また同24分にはカウンターを受けピンチを迎える。共にGK日野の好判断でなんとか失点は免れたが、都立大に少しずつ試合のペースを掴まれていく。前半35分には中盤でセカンドボールを拾われ、フリーでサイドからの正確なクロスを許してしまう。あわや一点かと思われたこの場面はGK日野が闘志あふれるパンチングで防いでみせた。前半42分にはペナルティエリア付近で与えたFKを直接蹴り込まれ、クロスバーに救われる形となった。中盤でセカンドボールが拾えず、相手に押し込まれる展開の中、東大はなんとかスコアレスで前半を終える。
前半とは打って変わり後半開始直後から相手ゴールを攻め立てる東大。後半6分には八代(3年・法)の蹴りこんだFKを石丸が逸らし、大矢へ繋ぐ。ペナルティエリア内で大矢の絶妙なスルーパスを受けた石丸が上げたクロスは、僅かに北川には合わなかったが、着実に相手ゴールに近づいていく。東大のペースで試合が展開し、何度も敵陣深くまで攻め立てるも、決定的なチャンスが作れないまま試合終了の笛が近づいていく。しかし後半85分、相手CFに一瞬の隙を突かれカウンターで独走を許してしまう。あわやGK日野と一対一かと思われたが、後方から追いついた八代がスーパーなスライディングで相手CFのシュートをブロック。勝利のためになんとしても一点が欲しい東大は87分、共に交代で入った伊藤(4年・法)と古川(3年・農)がビックチャンスを創る。伊藤が持ち前のスピードを生かし、右サイドを突破するとタイミング良く入りこんだ古川へ絶妙なクロスを供給。古川のシュートは惜しくもミートせず。その後も幾度となく相手ゴールを攻め立てる東大だったが、最後まで点を取ることができずスコアレスで試合は終了。都立大と再び勝ち点1を分け合う形となった。
ショートカウンターを得意とする相手に対して、セカンドボールを拾えず、オープンな展開に持ち込ませてしまったことが勝ち切れなかった要因の一つと言えるだろう。次節は4位成城大学との対戦。万全の準備をして臨みたい。
(文責：生田)

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