第12回石丸サッカー放浪記


Buenos dias!

挨拶だけは10か国語扱えるようになりました、石丸です。

放浪記もおそらくこれ含めあと2つになるかなーと思います。残りしばらくの間お付き合いいただけますと幸いです。

今回はアフリカについてです。

アフリカには2ヶ月半滞在させてもらいまして、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニアを訪れました。

その中でもケニア、ルワンダで約1ヶ月ずつサッカーボランティアのお手伝いをさせていただきました。


カンボジアでもお世話になったSOLTILOさんによるAFRICA DREAM SOCCER TOUR というチャリティープログラムです。

今回は大きく3

・活動を通してみえた子供たちの様子

・ボランティアをしてみて感じたこと

・新興国のサッカー

について綴らせてもらおうと思います。

アフリカのサッカー少年

上記のような題を付けましたが一口にアフリカと言っても色々あるわけで、今回は僕らのチャリティープログラムで対象にした子供たちについてメインで書かせてもらいます。

ちなみに、その子どもたちというのは金銭的な理由でサッカーチームにアクセスできない、サッカーする機会を得られない子供たちでした。

写真中心で行きます

これが練習風景、靴がない子、サンダルの子、運動着じゃない子、色々います。

準備や片付けには積極的で、話もよく聞くとても印象の良い子たちばかりでした。

ちなみにケニアルワンダは共にキリスト教徒が多数派の国です。練習の前後には必ずお祈りをする様子が印象的でした。


「日本では無宗教の人が多い」と言うと、

『じゃあお前らはなにを信じるんだ!』と怒られ、

「試合や練習前後でお祈りもしない」と言うと、

『じゃあキックオフ前はなにをするんだ?』と、問いただされるなど文化の違いを実感しました。

ケニアのエディソンカバーニ

プラスチック製のスパイク(250円ほど)

「日差しが強いと熱くて大変だ」と言っていましたがそれ以上に怪我が心配になる作りでした。

ゴールはこの形がポピュラー

この形が一番お手軽に低コストで作れるのは間違いないです

都市伝説だと思っていたゴミからできたボール

田舎や貧困地域ではちらほら見かけました

試合観戦も二回しました

・ケニアVSトーゴのアフリカネイションズカップ

トッテナムで活躍するワニャマ選手が出場してました、代表人気はイマイチ。ブブゼラが鳴ってました。

・ルワンダ国内最大のダービーマッチ

写真を見て分かる通り大人気、30000人収容のスタジアムに40000人ほど押しかけてました。

こちらの試合は、日本からのチャリティー団体としてルワンダサッカー協会の方と掛け合って、対象の子どもたちを招待していただきました。

協力してくださったルワンダサッカー協会、APRFCの方々、ありがとうございました!

サッカーボランティアを終えて

今回ボランティアを経験させてもらったうえで、1番の感想はボランティアって難しいな、ということです。そして、自分の力不足を感じました。

今回自分ができたことといえば、サッカーを子どもたちと一緒に楽しんだ、ということだけでした。もちろんその経験は充実したもので、それらを通して未知の世界であったアフリカの国々への理解が深まった部分も大いにあったので、自分としては万々歳です。このことが今回の自分のアフリカ滞在の1番の目的でもあったことも確かです。

ですがボランティアとしてきている以上、本来その活動を通じて現地の人たちに何かしらメリットとなることを提供するべきでもあります。ここを突き詰めるほどに難しさや壁を感じました。一つに、何がその地域の人たちにとって大事なことか、ニーズがあるのかというところを把握するところの難しさです。ここを疎かにしては善かれと思ってとった行動が実は現地の人たちの需要とかけ離れていてありがた迷惑となってしまうこともあります。もう一つは、1人の人間として誰かの前に立たされた時に自分から提供できるもの、ギブできるものがあまりに少ないことを再認識させられました。簡単ではないことなのは承知ですが、「自分がもっと目の前の人たちに提供することのできるスキルや力、経験があればな」と何度も思わされました。

自分ができることが多くないということを思い知らされた中ですぐにできることとして、感謝の気持ちを伝えること、人を楽しませること、率先してバカをやったりしてました。腰振りダンスは世界を救います。

各国とも首都での活動がメインだった今回。首都での問題はお金を稼ぎにきたけど仕事が見つからず路頭に迷う人が多いことです。そういう人たちが暮らすのがスラムです。そこに対して一番有効なアプローチは雇用を生み出すことで、アフリカで暮らしているとそうしたアプローチをとっている日本の会社、団体もよく見かけます。

0から1を生み出せる人、自分の身一つで目の前の人たちに価値を提供できる人の力強さを感じました。

少しそれますが、ルワンダで見た伝統舞踊に感激しました。自分より小さいような子どもたちが楽しそうに自己表現をして踊っていて、彼らもまた表現者として目の前にいる自分に身一つで感動を届けてくれてました。リズム感やステップワークが本当にすごかったです。

ボランティアは難しいなという話でした。Africa Dream Soccer Tour自体は、恵まれない子たちにサッカーの機会を提供することに加え、うまい子は地元の有力アカデミーに特待生として入団させて、サッカー以外の職業獲得につながる選択肢の提供(プログラミング教室や料理教室)を実施しており、その様子を一緒に見させてもらいとてもいい経験になりました。帯同させてくださりありがとうございました!

発展途上国とサッカー

今回の旅のテーマということで、育成環境の比較、があります。なぜ強い国が強いのか、弱い国はなにが足りないのか。強さの秘訣ということについてはなかなか考察しがたいのですが、いくつかのサッカー後進国を見てきて、それらの国々が比較的共通して抱える特徴は見えてきたので簡単にまとめてみます。

・設備、用具の不足

やはり日本、ましてはヨーロッパ等に比べると整ったグラウンドが圧倒的に少ないです。凸凹のピッチ、ネットのないゴール、正規のシューズが手に入りにくいなど問題だらけです。

・プロチームの偏在性

多くの国で国内トップリーグのチームの大半が首都に本拠地を構えるケースが見られました。都市と田舎の経済格差に因るものと考えられますが、今後の発展のことを考えると地方都市にもクラブがある方が望ましいですよね。勿論、基盤が整うのが先なんでしょうが。一方都市では限られたリーグ戦用のスタジアムに対して多くのチームが存在し、スタジアム確保も難しかったりするようです。

・プロリーグの整備不足

急な試合日程の変更が頻発したり、そもそも試合の情報(日程、情報)にアクセスしにくかったり、運営は円滑に回せていないことが多い印象。また、特にアフリカではスポンサーをうまく獲得できていないことを感じた。先述したケニアの代表戦もルワンダのビッグダービーもそれなりに注目は浴びていそうだが広告は見られず。1試合限定でも広告価値はあるように思えた。小さな事例に過ぎないがこういうことからのお金回りに改善の余地はありそう。

・協会の不透明性、汚職

聞いた話ベースで根拠に欠けるのですが、審判買収、代表選出のための賄賂、人事の不透明性などなど問題は山積みのようです。チームレベルに話を落とすと給料未払いもあるようです。

・育成環境の未整備

育成組織を持っているプロチームが少ない。育成年代のリーグ、大会が整備されていない→選手のモチベーションが刺激されない、才能の発掘もしにくい。指導者の質(これに関しては、質の定義が自分の中でできていないので多くは語りません、すみません。)

ざっと以上のようになります。国の経済状況に因るものが多い印象です。インフラの整備も遅れているような地域もあるのでそうした問題と並行して改善していくかな、と思います。草の根的な指導環境に密着した国際協力も勿論大切ですが、Jリーグの運営のノウハウを活かしたリーグの改善とかでスポーツ✖️国際協力の新しい可能性もあるように感じました。

おまけ

おまけというのは主題より面白かったりするものです。ケニア滞在中に、スラムに住みながら学校運営や慈善活動に励むサッカーコーチに出会いました。

https://note.com/yasususu/n/nf161f56c2fee

その体験談を上記のnoteで発信したところ、10000円ばかりの寄付をいただくことができました。(親戚から別で5000円預かりました)

このお金で、彼はスラムに住む子どもたちへ勉強道具や必需品を配布することが出来たようです。

当日の様子です。

彼の行動やこの一連の出来事はとても印象的で自分の中でも良い思い出として残っているのですが、実際に顔も知らない人からも大切なお金を預からせていただいた際に初めて責任が生じ少し戸惑いました。

物やお金の寄付は根本的な解決に繋がらず、寧ろ現地の人たちが大切にしてきたものを壊してしまう恐れもあるなど、寄付することのデメリットがあることも知りました。支援のあり方ということについて更に考えさせられました。いろいろ本を読んだ話を聞いたりしましたが何が正解かはいまだによくわかりません。

マサイマラに行った際に、村の一部で足をゴールにサッカーをしていた少年たちを見つけ一緒に混ぜてもらいました。このサッカーボールは中国から寄付してもらったものとのことです。このボール一つがどれだけこの子たちにとって価値あるものかを考えたときに、この寄付、支援は素敵だなと思えました。

ほぼ毎日食べてたランチ、見た目によらず?美味しい

フルーツは安くて美味しい、これだけ食べても80円くらい

サッカーを離れたアフリカでの生活について見たこと感じたこともnoteで書かせてもらっていたのでもしよければどうぞ!

https://note.com/yasususu/n/ne4a62015cc40

帰国を目前に、帰りたいと思ったり、帰りたくないと思ったりを繰り返してる日々です

2020年2月20日

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