東京都大学サッカーリーグ1部第3節
2021年5月2日(日) 15:50KO
試合速報(Player!) マッチデープログラム東京 | 1 | 0 – 2 | 2 | 帝京 |
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1 – 0 | ||||
(88分) 八代快 | 得点 | (24分) (30分) |
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警告 | (1分) | |||
退場 |
スタッツ
東京 | 項目 | 帝京 |
6 | シュート | 12 |
21 | GK | 8 |
3 | CK | 8 |
12 | 直接FK | 14 |
3 | 間接FK | 3 |
3 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
スターティングメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 1 | 染谷大河 |
DF | 3 | 吉岡泰生 |
DF | 4 | 内田龍吾 |
DF | 5 | 八代快 |
MF | 6 | 松波亮佑 |
MF | 8 | 三谷深良惟 |
MF | 10 | 出射令雄 |
MF | 12 | 古川泰士 |
MF | 13 | 杉山亮 |
MF | 14 | 西澤吉平 |
MF | 17 | 伊藤真士 |
サブメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 21 | 笹森貫佑 |
DF | 2 | 竹内拓夢 |
DF | 7 | 大矢篤 |
MF | 11 | 石丸泰大 |
FW | 9 | 松山樹立 |
FW | 16 | 鹿島田聡 |
FW | 18 | 久野健太 |
選手交代
分 | OUT | IN |
56分 | 古川泰士 | 松山樹立 |
64分 | 出射令雄 | 石丸泰大 |
78分 | 内田龍吾 | 竹内拓夢 |
91分 | 三谷深良惟 | 久野健太 |
戦評
都1部リーグ第3節は、ここまで強豪相手に堂々たる戦いを見せ、頭角を現す帝京大学との対戦。開幕2連敗の悪い流れを断ち切りたい東大は、伊藤(3年・法)、古川(2年・理二)を先発に抜擢。サイドの活性化を図り今季初勝利を目指す。
立ち上がりは両チームとも積極的にプレッシャーをかけ続け、中々ボールが落ち着かない。そんな中4分、中盤でのボール奪取から三谷(2年・文一)がゴール前に侵入、こぼれ球を松波(3年・工)がミドルシュート。枠こそ捉えられないが幸先の良い出だしを見せる。しっかりとボールを保持し主導権を握りたい東大は、後方からサイドを経由しつつビルドアップを試みるものの、強度の高い帝京の守備の前になかなかゴール前までボールを運ぶことができない。逆に中盤でボールを失い、相手の長所であるカウンターを受けるシーンが続くが、主将吉岡(4年・経)を中心としたDF陣が集中して対応する。両チームとも決定機を作れない状況が続いた中、24分、相手にコーナーキックを与えると、そのこぼれ球を相手CBが右足一閃。見事なゴールが決まり、3試合続けてセットプレーから先制点を与えてしまう。さらに30分にもフリーキックのこぼれ球を相手FWにボレーで沈められ、痛恨の2失点目を喫する。その後反撃に出たい東大だったが、ボールは保持するものの目立ったチャンスは作れないまま前半が終了し、2点ビハインドで後半を迎える。
前半同様、東大は後方からボールをつないでいくが中盤で跳ね返されカウンターを受ける展開が続く。それでも7分、左サイドから松波が大きく展開し右サイドの伊藤とボランチ西澤(3年・農)の連携でボックス内に侵入する。シュートまでは持ち込めないが、そこから得たコーナーキックのこぼれ球を古川がシュート。惜しくも枠の外に外れるが、反撃の兆しを見せる。ここで東大は古川に変えて今季初出場の長身FW松山(4年・農)を投入し、更なる前線でのボールキープを狙う。すると17分、CB吉岡からの鋭い縦パスを受けた三谷がターンし、相手DFの背後へラストパス。出射(3年・教育)が抜け出すが、あと一歩届かずゴールを奪えない。さらに29分には三谷が相手のバックパスをインターセプトし、そのままシュートへ持ち込むものの、相手GKの好セーブに阻まれる。何とかして1点を返したい東大であったが、疲労からか足下にも狂いが出始め、ボールを支配されるシーンも見受けられるようになる。35分には自陣深くでボールを奪われ決定的なシュートを許すが、ポストに救われる。それでも諦めない東大は43分、ハーフウェーライン付近でフリーキックを得る。杉山(3年・経)がゴール前へボールを送り、競ってこぼれたところを八代(2年・文一)が右足でシュート。これがゴールネットを揺らし1点を返す。さらに同点を目指し攻勢をかける東大は48分、コーナーキックを獲得。GK染谷(4年・教養)も攻撃参加して最後のチャンスにかける。杉山のキックは流れてしまうが、しっかりと反応しボールを拾った八代がゴール前へクロス。松山が後ろへそらしたボールはゴール前の吉岡の元へ。押し込んだかと思われたが相手の体を張った守備に阻まれ、ここで万事休す。1-2で敗戦となった。
セットプレーでの2失点が最後まで大きくのしかかったのは事実だが、ボールを保持しながらも多くのチャンスを作り出すことはできなかった。1部で戦うためにはこのことに真摯に向き合い、改善する必要があるだろう。ただし、最後まで諦めず今季初得点を奪ったことは自信を持つべきこと。少しずつではあるが勝利に近づいているはずだ。
(文責:松尾)