東京都大学サッカーリーグ2部第8節
2022年5月22日(日) 14:00KO
マッチデープログラム東京 | 2 | 1 – 0 | 1 | 武蔵 |
---|---|---|---|---|
1 – 1 | ||||
内田(6分)
上原(47分) |
得点 | 6番(58分) | ||
警告 | 13番(23分) | |||
退場 |
スタッツ
東京 | 項目 | 武蔵 |
12 | シュート | 8 |
4 | CK | 5 |
2 | FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
スターティングメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 1 | 兒玉寛俊 |
DF | 2 | 竹内拓夢 |
MF | 3 | 杉山亮 |
DF | 4 | 内田龍吾 |
MF | 6 | 松波亮佑 |
MF | 8 | 三谷深良惟 |
MF | 10 | 出射令雄 |
MF | 18 | 箕輪統 |
MF | 19 | 植田陸人 |
DF | 23 | 上原真路 |
FW | 25 | 谷晃輔 |
サブメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 21 | 笹森貫佑 |
MF | 9 | 石丸泰大 |
MF | 12 | 古川泰士 |
MF | 14 | 西澤吉平 |
DF | 22 | 矢島隆汰 |
MF | 29 | 石川大貴 |
FW | 30 | 吉本章 |
選手交代
分 | OUT | IN |
57 | 箕輪統 | 西澤吉平 |
57 | 植田陸人 | 吉本章 |
69 | 竹内拓夢 | 石川大貴 |
78 | 谷晃輔 | 石丸泰大 |
83 | 松波亮佑 | 矢島隆汰 |
戦評
東京都リーグ2部第8節、東大ア式は武蔵大学と衝突。一昨年の対戦では快勝を収めている相手だが、今シーズンはポゼッションをチームに落とし込み、昨年1部に所属していた大東文化大にも勝利している、手強い相手だ。東大は上原(2年・文三)がCBで今季初先発したほか、2試合連続で植田(3年・農)をスタメン起用し、勝利を目指す。 序盤は攻守が激しく入れ替わるオープンな展開。その中で前半6分、東大はスローインのリスタートからCKを獲得。杉山(4年・経済)の右からの鋭いボールに頭で合わせたのは内田(4年・医)。最初のCKから先制と、幸先の良すぎるスタートを切った東大ア式。この流れのままに、前半11分には左のスローインからシンプルに植田、箕輪(4年・経)と繋ぎ、三谷(3年・法)がシュートを放つも武蔵大GK信田がビッグセーブ。その後は、武蔵大が自らのペースを掴み始め、回す武蔵、守る東大という様相となるが、武蔵大はなかなか上手くシュートまで持ち込めず。そんな中28分には、谷(2年・文二)のボール奪取から、竹内(3年・経)が縦にパスを入れ、三谷、植田と繋ぎ、再びボールを受けた三谷がミドルシュートを放つも、相手DFのブロックに合う。攻撃に精彩を欠いていた武蔵大も前半38分、MF佐藤の縦パスから少ないタッチ数で繋いで中央突破を図る。起点となる縦パスを出した佐藤がゴール前のこぼれ球を拾いシュートを放つも、GK兒玉(3年・工)がキャッチ。武蔵大が流れに乗り始めたところで前半が終了する。
守備局面が多くなりつつもなんとか1点をリードして前半を折り返した東大。林監督が守備面での多少の修正を加え、後半に臨む。すると後半2分、高い位置に抜け出した松波(4年・工)がファールをもらいFKを獲得。杉山の右足から放たれた美しい軌道のボールに上原が合わせ東大が追加点をもぎ取る。思いがけないチャンスから東大が追加点を獲得し、この勢いのままに試合を優位に進めたいところであったが、1点を返したい武蔵大も反撃の狼煙を上げる。5分、大きなサイドチェンジから攻撃を展開し、CF平田のスルーパスに抜け出したRB山川がシュートを放つもサイドネット。徐々に武蔵大が攻撃の形を掴み始め、均衡を破ったのはその3分後。パスミスをカットしたCF平田がボールを運び、アーリー気味に上げたクロスに合わせたのは6番の佐藤。勢いに乗りその後も攻撃を展開する武蔵大であったが、CB上原、内田が悉く攻撃を跳ね返す。東大は適宜選手交代を行いながら、守備的な展開に対応する。38分には公式戦初出場となる矢島(3年・工)を投入し、試合をクローズ。勝ち点3をもぎ取った。
見事に公式戦4連勝を飾った東大ア式。セットプレーという新たな得点の形やCB上原の台頭、守備的展開への適応など様々な側面において「着実に」成長を見せているが、自分達のボール保持に持ち込めなかったのは反省点。掴み始めた「勝利の感覚」を活かし、意地とプライドを胸に次節も勝利を飾りたい。 (文責:高橋駿平)