東京都大学サッカーリーグ2部第3節
2022年4月17日(日) 14:00KO
マッチデープログラム東京 | 2 | 1 – 0 | 0 | 東京理科 |
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1 – 0 | ||||
谷(45+1分)
石丸(84分) |
得点 | |||
警告 | 17番(57分、90分)
48番(90+4分) |
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退場 | 17番(90分) |
スタッツ
東京 | 項目 | 東京理科 |
12 | シュート | 4 |
2 | CK | 0 |
25 | FK | 16 |
0 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
スターティングメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 1 | 兒玉寛俊 |
DF | 3 | 杉山亮 |
DF | 4 | 内田龍吾 |
DF | 5 | 八代快 |
MF | 8 | 三谷深良惟 |
FW | 9 | 石丸泰大 |
MF | 10 | 出射令雄 |
MF | 14 | 西澤吉平 |
MF | 25 | 谷晃輔 |
DF | 29 | 石川大貴 |
MF | 30 | 吉本章 |
サブメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 21 | 笹森貫佑 |
DF | 2 | 竹内拓夢 |
MF | 12 | 古川泰士 |
FW | 13 | 久野健太 |
MF | 15 | 大谷一平 |
DF | 23 | 上原真路 |
MF | 28 | 佐々木洸 |
選手交代
分 | OUT | IN |
76 | 吉本章 | 古川泰士 |
82 | 谷晃輔 | 竹内拓夢 |
87 | 石川大貴 | 上原真路 |
88 | 石丸泰大 | 久野健太 |
88 | 三谷深良惟 | 大谷一平 |
戦評
2022リーグ戦第3節、東大ア式は東京理科大学と対戦。ここ二戦二勝と勢いに乗る相手チームのキーマンはキャプテンを務める#18利島と#17鷲崎。後ろからのビルドアップを目指すプレースタイルの選手である。東大にとっては前節のドローを受け、負けられない一戦となる。
序盤は両者リスクを冒さない試合運び。昨季からフルバックの控えとしては序列の高かった石川(2年・理二)が今季初先発を飾り、主将の松波(4年・工)を欠くなどスタメンの顔ぶれも若干の変化がある中、八代(3年・経済)副主将の「まずは守備から」という試合前の指示通り手堅く試合に入る。理科大もスカウティングとはうってかわり、後ろからボールを繋ぐことはほとんどないといった様子。石丸(4年・教養)を筆頭とするプレス隊が良く機能したためだろう。給水の時間に差し掛かると次第に東大がボールと主導権を握る展開になる。この試合特に効いていたのは両サイドバックの果敢な攻撃参加とアンカー出射(4年・教育)のネガティブトランジション時の対応である。カウンターの芽を確実に摘み取ることができるア式の心臓は攻撃面でも躍動。左右両方で精度の高いロングボールを蹴ることのできる能力を活かし、惜しみなくタクトを振るった。実際、この試合でのクロスは15本、シュートは実に12本と大きく対戦相手を上回ることができたが、彼によるところが大きいと言える。そんな中試合が動いたのは前半アディショナルタイム、出射の縦パスを受けた谷(2年・文二)が冷静にゴール右隅に流し込み、東大が待望の先制点を挙げる。良い時間帯に得点を挙げることができた東大は良い雰囲気でハーフタイムを迎える。
後半に入ると前半とは対照的に理科大がボールを握る展開。理科大のツーボランチが気の利いたポジショニングでボール循環の中心となった。東大は4-1-4-1のコンパクトな陣形で相手にボックス内まで入らせなかったものの、なかなかビルドアップをすることができない。理科大がツートップに前残りさせてセンターバックを見張らせることで東大のビルドアップを牽制したからであった。この日のバックラインは空中戦の勝率が軒並み65%を超えるなど奮闘。結果として膠着した試合展開のまま時間だけが流れていった。80分に差し掛かると東大は守備の選手を投入してファイブバックに変更、確実に勝ち点3をもぎ取る方針をとる。が、その直後、石丸がキーパーのミスを誘って追加点をあげ、東大が2-0と突き放した。その後は東大が時間を進め、ここで試合終了。
東大は貴重な複数得点、勝ち点3という結果面での成果だけでなく、内容面でも大きく相手を上回ることができた。一部復帰に向けての最後のピースはよりボールを長く握って相手を揺さぶるサッカーを展開できるかどうか、であろう。次節もこの調子で勝利を積み上げたい。