9月8日に行われた東京都大学サッカーリーグ第7節。東京大学は山梨学院大学と対戦した。総理大臣杯3位の強豪相手に試合を楽しみ、勝ち点3を獲得することを目指した。東大は吉本章(1年・理一)が初のベンチ入り。後半途中からピッチに立った。 前半は山梨学院大学にセカンドボールを拾われる苦しい展開が続く。前半10分には、自陣左サイド、右サイドから立て続けにクロスを浴び、増澤にヘディングで押し込まれ失点。17分には抜け出した平河にシュートを打たれるが寄せていた杉山(3年・経)が防ぐ。25分には平河のクロスがゴールに向かってきたが染谷(4年・教養)が弾き出す。27分には自陣右サイドからのクロスをファーで折り返されシュートを打たれるも枠の外。東大は39分、右サイドを攻め上がった杉山からパスを受けた大矢(3年・経)が反転からシュートを放つが相手GKに防がれる。前半は0-1で終了。 ここまで相手の猛攻を1失点で凌いできた東大だったが、後半立ち上がりから失点を重ねる。後半2分には関口をゴール前でフリーにしてしまいヘディングゴールを許す。9分には平河に角度のないところからシュートを決められる。13分には東大のビルドアップに対し連動してプレスをかけて山梨学院大学がボールを奪い、これを増澤が決める。24分にはカウンターの流れから平田の高い打点でのヘディングがゴールに吸い込まれ東大は5失点目を喫した。試合の大勢がほぼ決まってしまったが、後半途中からは東大のビルドアップが安定し攻撃が活性化した。32分には内側にドリブルした杉山が茶谷(4年・法)にパス。中盤の広大なスペースを茶谷が駆け上がり左サイドの箕輪(3年・経)へ。クロスを三谷(2年・文一)が受け、落としから吉本章のシュート。クリアボールを出射(3年・教育)が拾いシュート。これはゴールポストに嫌われる。35分にはカウンターから吉本章が相手を引きつけ三谷にパス。三谷のコントロールシュートがゴールネットを揺らすもこれはオフサイドの判定。42分には不運な形でPKを与え増澤にこの日3点目を決められるが、試合終盤には茶谷のクロスから三谷がシュートを放つなど東大もゴールに後一歩と迫った。試合は0-6で終了。 全国大会で経験を積んだ山梨学院大学相手に力の差を見せつけられた東大。しかし9月12日には再び同校と対戦できる。1試合目で得た感触を活かし、2試合目では今後につながる勝利を得たい。 (文責・堀)