東京都大学サッカーリーグ1部第13節
2021年7月4日(日) 15:00KO
試合速報(Player!) マッチデープログラム東京 | 0 | 0 – 0 | 0 | 國學院 |
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0 – 0 | ||||
得点 | ||||
警告 | ||||
退場 |
スタッツ
東京 | 項目 | 國學院 |
5 | シュート | 12 |
12 | GK | 3 |
1 | CK | 2 |
12 | 直接FK | 9 |
3 | 間接FK | 4 |
4 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
スターティングメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 1 | 染谷大河 |
DF | 3 | 吉岡泰生 |
DF | 4 | 内田龍吾 |
DF | 5 | 八代快 |
DF | 6 | 松波亮佑 |
MF | 7 | 大矢篤 |
MF | 8 | 三谷深良惟 |
MF | 10 | 出射令雄 |
MF | 13 | 杉山亮 |
MF | 20 | 箕輪統 |
FW | 28 | 谷晃輔 |
サブメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 21 | 笹森貫佑 |
DF | 2 | 竹内拓夢 |
DF | 12 | 古川泰士 |
MF | 14 | 西澤吉平 |
MF | 15 | 大谷一平 |
MF | 19 | 茶谷晋伍 |
FW | 9 | 松山樹立 |
選手交代
分 | OUT | IN |
84 | 箕輪統 | 大谷一平 |
87 | 谷晃輔 | 古川泰士 |
戦評
東京都1部リーグ第13節は、現在2位につける強豪國學院大學との対戦となった。東大は大きなメンバー交代はせず試合に臨む。前節の大敗から立ち直り、金星を挙げられるか。
予想とは異なるプレスのかけ方をしてきた相手に対し、東大は後ろの3枚とGK染谷(4年・教養)の計4人で落ち着いたビルドアップを披露。相手の攻撃時には適切にブロックを敷き、強固な守備で跳ね返す。守備陣の安定は、先行きの明るさを感じさせた。前半8分には、単独でサイドを突破した谷(1年・文二)から、中の三谷(2年・文一)へクロス。合わせることはできなかったが良い形を作った。15分、左サイドの出射(3年・教育)から逆サイドの大矢(3年・経)に展開。放ったシュートはキーパーの正面だったがこれも惜しい攻撃だった。大方の予想とは異なり、東大が主導権を握った序盤。集中した守備と攻撃の糸口が見られ、上々の立ち上がりだった。しかし給水後は、相手が主導権を握り、攻め込まれる時間が続いた。27分にはクロスから危ない場面を作られるが、合わせられずこのシーンは難を逃れた。東大は奪った後の出しどころがなく、即時奪回される場面が続き、苦しい時間帯となったが、何とか耐えて前半終了。最後の方はしんどかったが、それでも強豪相手に互角の戦いをしており、希望を感じさせる前半だった。
1点が欲しい後半、東大のメンバー交代はなし。前半の勢いそのままに相手ゴールネットを揺らすことができるか。後半1分、いきなりチャンスが訪れる。杉山(3年・経)のFKに合わせたのは長身の内田(3年・医)。ここは相手GKのビックセーブにあい、得点にはならず。3分、オーバーラップでサイドを走ってきた杉山から中の三谷へクロス。惜しくもジャストミートできなかったが、開始早々2度のビッグチャンスを創出し、幸先の良いスタートとなった。8分にはこの日一番の決定機が。後ろからのロングボールに反応した三谷は、相手DFとのデュエルに勝ち、サイドでマイボールにする。中で待っていたのは谷。ドンピシャのクロスに頭で合わせるも相手GKの脚1本に阻まれ、惜しくもゴールならず。相手も黙ってはいない。19分にはサイドを突破され、クロスを上げられる。ヘディングで合わせられ、シュートはゴール横にそれたが、非常に危険なシーンだった。29分にはFKから、31分にはサイドからシュートまで持ち込まれ冷や汗をかいた。後半は一進一退の攻防を繰り返す展開となり、何とか1点が欲しい東大は、38分に飄々としたプレーが印象的なMF大谷(2年・文三)、41分に足元の技術でチャンスを創出するアタッカー古川(2年・理二)を投入。47分には古川から大谷へスルーパス。大谷から三谷へのパスは惜しくもつながらず、シュートまではもちこめなかった。守備陣も何とか耐え、攻撃では幾度となくチャンスがあったが、ここでタイムアップ。0-0の引き分けとなった。
しかしながら、全体を通して非常に強度が高く、全員のハードワークも光る素晴らしい試合だった。特に三谷は縦横無尽に駆け回り、八面六臂の大活躍。前節の大敗から立ち直り、試合前の吉岡主将(4年・経)の言葉通り、勇気を持ったプレーで見る人を感動させてくれた選手たちに、拍手を送りたい。スコアには現れなかったものの、多くの収穫があった今節。今までの試合を通じて大きく成長してきた彼らなら今度こそ勝利できるはずだ。
(文責:庄司)