桑原徹監督退任のお知らせ

この度、東京大学運動会ア式蹴球部では、今シーズンをもって桑原徹監督が退任することとなりましたので、お知らせいたします。

監督プロフィール

【氏名】桑原 徹(くわはら てつ)
【生年月日】1997年12月19日(27歳)
【指導歴】ボカ・ジュニアーズ日本支部(アシスタントコーチ)→Sevilla Este(第二監督)→C.D. San Alberto Magno(第二監督)→FCバルセロナアカデミー(メインコーチ)→ジュビロ磐田(通訳)→ジュビロ磐田(アナリスト)→Club Guarani(アナリスト)→エリース東京FC(コーチ)→東京大学運動会ア式蹴球部(監督)

監督コメント

日頃より、多大なるご支援・ご声援を賜り、心より御礼申し上げます。
このたび、今シーズンをもちまして東京大学運動会ア式蹴球部の監督を退任することとなりました。

在任した2年間、多くの方々に支えていただき、監督として活動できたことに心から感謝申し上げます。
一方で、今シーズンは不本意な成績に終わり、応援してくださった皆様のご期待に応えられなかったことを、大変申し訳なく思っております。

ア式で過ごした2年間は、私にとって非常に有意義で、忘れることのできない時間となりました。
日々チームのことを考え、課題に向き合い、仲間たちと共に悩み、喜び、成長を感じる——そんな濃密な日々が、振り返れば一瞬のように過ぎ去りました。

サッカーを愛し、真面目で素直な選手の多いア式と関わり、「このプロセスを必ず結果に結びつけたい」「勝利を掴み取り、チーム全員で喜びを分かち合いたい」その想いが、私の毎日を奮い立たせてくれました。

私が最も大切にしてきたのは、単なる勝敗の先にあるフットボールの魅力や楽しさを深く感じてもらい、“フットボールをする”という文化をこの組織に定着させることでした。

その信念のもとに全力を尽くしてまいりましたが、1年目と2年目が別々の章に分かれてしまったこと、また、この取り組みや考え方が部の意思決定の基準と一致しなかったことにより、結果として積み重ねの果実を見届ける前にこうして区切りを迎えることとなったのは、心残りであり残念に思う部分でもあります。もっと長く、何年先までもこのプロセスを続け、この文化を深く定着させていきたかったのが正直な気持ちです。

それでも、選手やスタッフと共に歩んだ時間はかけがえのないものであり、何より、彼らの真剣な姿勢が私を支えてくれました。
どんなに苦しい状況でも、我々の哲学を信じ、プロセスにこだわり続け、最後まで諦めなかった選手たちの姿は、私の誇りです。最終節で掴んだ1勝は、彼らの努力と信念の結晶であり、このチームの象徴でした。私を信頼し、共に戦ってくれた選手・スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

また、日頃より現役部員を温かく支えてくださっているLB会の皆様をはじめ、関係者の皆様にも、心より感謝申し上げます。

これからは少し離れた場所からにはなりますが、
東京大学運動会ア式蹴球部が都1部リーグへと昇格し、さらなる飛躍を遂げることを心から願っております。
そして、サッカーを愛する仲間たちが、より輝き続けることを信じています。

2年間、本当にありがとうございました。

桑原徹

強化ユニットコメント

桑原監督には、2024シーズンより2年間にわたりトップチームの指揮を執っていただきました。
監督は、ご自身の掲げるフットボール哲学に基づき、日々情熱を持ってご指導いただきました。
そのプロフェッショナルとしての姿勢と、真摯に選手・スタッフと向き合い続けて下さった努力に対し、深く感謝申し上げます。

この2年間、桑原監督の指導の下、勝利に向けた戦術の積み重ねに全力を尽くしてまいりました。
しかしながら、クラブとして目指す目標を達成するためには、戦術的成果をシーズンを通してより早い段階から一貫した形で結果へと結びつける必要性があることを鑑み、協議を重ねた結果、今シーズンで区切りをつけ、次なるステップへ進むという決断に至りました。

桑原監督がチームに残してくださった、フットボールの魅力、探求心、取り組む姿勢は、今後の部の文化・財産として受け継がれていくものと確信しております。

東京大学運動会ア式蹴球部一同、桑原監督のこれまでの多大な貢献に改めて心より感謝申し上げますとともに、監督の次なるステージでの益々のご活躍を心からお祈りしております。

東京カップの期間は、学生コーチの水野創太(3年・経済)がヘッドコーチとして指揮を執ります。

引き続き、東京大学運動会ア式蹴球部が都1部リーグ昇格、そしてさらなる飛躍を遂げられるよう、部員・スタッフが一丸となって邁進してまいります。
皆様の変わらぬご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です