伊地知:なんかちょっと緊張するな。
茶谷:これからサッカー留学組の対談企画を始めます!よろしくお願いします。
三好さんはドイツ、伊地知さんはイングランドに行ったわけですけど、
三好:で、佐田ちゃんはモンゴルに。
茶谷:行ってないです笑。
お二人がサッカー留学を決めた経緯について聞かせてください。いつから考えていましたか?
三好:1月くらいからかな。
茶谷:どうして考え始めたんですか?
三好:高校の時から、大学に入ったら一回は海外に行こうと思ってた。サッカーのためでなくても良かったし、短期でも長期でも良かった。長期は難しいと思ったから、今回短期で行った。
茶谷:1年生、2年生と機会があったのに、どうして3年生になったこのタイミングで行ったんですか?
三好:1年生の時は怪我してて行けなかった。2年生の時は調子が悪かった。今年は色々とちょうどいい感じだったから行くことにした。もとはスペインに行こうと思ってたんだけどね。
茶谷:始めはスペインに行きたかったのに、どうしてドイツに行ったんですか?
三好:海外は6月くらいにシーズンが終わって、7月か8月くらいから新シーズンが始まる。俺としては前期のリーグ戦が終わって(8月末の後期リーグ開幕までの)中断期間に行きたかった。スペインは始まるのが8月の第3週とかで遅い。ドイツは7月の前半ぐらいから練習が始まるから、都合が良かった。スペインに行こうと思っててスペイン語を履修してたけど、ドイツ語はもう無知。ムッチムチ。
茶谷:ドイツ語は勉強して行かなかったんですか?
三好:してない。最終的にドイツに行くのを決めたのは4月くらいで、そこから3ヶ月くらいあったから、『ゼロから始めるドイツ語』っていう本も買って勉強しようと思ってたんだけど、ゼロで終わった。ドイツ行ってから少し勉強を始めて、今もまだ勉強は続けてる。
伊地知:お前また行くつもりなの?
三好:また行こうかなと思ってる。今回7部だったから、もっと上のレベルででやれたらいいなって。
今回はサッカー留学生のための寮に泊まったんだけど、次はホテルに泊まりたいナア。次に備えて、向こうにいる間にホテルの下見にも行ったよ。部屋見せてもらってもいいですか?って言って、見て、値段調べて、「あ、いいな」と思えた。
茶谷:寮とホテルはそれぞれどれくらいの値段ですか?
三好:ホテルは1週間で8万くらいかな。寮はホテルよりも安いけど、あまり覚えてない。
茶谷:寮なら食事も出てくるんですよね?
三好:いや、食事は出ない。全部自炊。全然食えなかった。俺の体重さ、行く前は75kgくらいあったのに、帰ってきたら70kgしかなかった。朝は8:30から語学学校があったから、7:30くらいに寮を出ないといけなくて、起きた後あまり時間無いからバナナ1本だけ食べて、昼はハンバーガーとか食べて、夜は半分くらい自炊で半分くらい外食。外食は高いからあまり多くは食べられないし、自炊は普段してないからパスタとウィンナーとオレンジかじるくらいしかできなくて、どんどん痩せていった。
茶谷:朝から語学学校で、練習は何時くらいからだったんですか?
佐田:待って。伊地知さんがボール欲しがってるから、そろそろパスした方がいいんじゃない?
茶谷:たしかに笑
伊地知さんが留学を決めた経緯と、イングランドを選んだ理由を聞かせてください。
伊地知:プレミアリーグが好きだからイングランドのサッカーを知りたかったし、プレミアリーグを見たかったから。まあ俺は2週間しかいなかったから、三好と違って観光みたいなところはある。サッカーの環境もドイツより全然悪いからね。グラウンドは公園だし。
三好:それはチームによるよ。
伊地知:それはそうだけど、ドイツの方が設備がちゃんとしてそうだという実感はあった。
三好:留学の冊子にも、ドイツ、スペイン、イタリアとかは選手の留学のページがあるんだけど、イングランドは選手の留学のページがないんだよね。一応行くことはできるけど、イングランドの環境はあまり整っていないんじゃないかな。
伊地知:そうそう。俺はそうとは知らずにイングランド行きたいからっていう理由で決めちゃった。サッカーする環境は良くなかった。
佐田:でもプレミアは見れたんですよね?
伊地知:プレミアは2試合見たね。でもチケットは高かったよ。1試合3万くらい。開幕戦のチェルシーvsマンUは3万円くらいで、第2節のサウサンプトンvsリバプールは2万5000円とかだったかな。
三好:ブンデスは30ユーロ(3000~4000円)とかだったよ。試合によっては60ユーロとかもあったけど。1部2試合、2部1試合見たかな。
茶谷:伊地知さんはいつからサッカー留学に行こうと思ってたんですか?
伊地知:俺はマジで直前だよ。
三好:こいつはマジで直前。俺が色々と話して…
伊地知:三好に乗せられたっていうと言い方が悪いけど、影響を受けてはいるよね。ただ、サッカー留学には行きたいと思ってたし、行くならイングランドっていうのは決めていた。
茶谷:なるほど。
ここまでの話を聞いていると、サッカー留学にはイングランドよりもドイツの方が圧倒的に良さそうですね。
伊地知:でもイングランドは英語が通じるからコミュニケーションは取りやすいよね。
茶谷:ドイツでも英語は使えるんですよね?
三好:チームメイトにも話せる人は多いし、店でも話せるよ。若い人は結構話せる。
伊地知:そっか。そういえばイングランドも、流石に英語を話せるとはいえ、コミュニケーションを取りづらいからキツかった。たぶん外国人だけだったらかなりキツかった。俺は日本人のチームに入ってて、日本人と日本語で話してたりしてたからまだ何とかなったけど。2週間とはいえ日本語全く話せなかったらきついよね。
茶谷:日本人のチームだったんですか。チームメイトはみんな日本人?
伊地知:いや、半分くらい。半分は日本人で半分は外国人。
俺は2チームの練習に行ってて、1つはサムライっていう日本人のチーム、もう1つはオマーリーっていうアフリカ系のチーム。そっちは全員アフリカ系だった。1週間経ったらそっちにも日本人の高校生の子が来てくれたんだけど。
三好:みんなうまかった?
伊地知:いや、サムライは正直たいしたことない。ア式の育成チームの方が強いんじゃないかな。まあでも外国人でスキルがすごいやつはいたね。やっぱりサッカー楽しんでるから、やつらは。
三好:出ました出ました、伊地知お得意の「サッカー楽しんでる」。
伊地知:まあそこら辺の深い話は後で話そうかな。
茶谷:現地での経験を詳しく聞かせてください。
伊地知:アフリカ系のチームは5人くらいで公園で練習した。初回の練習は30人くらい来て、めっちゃ強そうだなと思ってワクワクしてたんだけど、練習の途中で喧嘩が始まっちゃって、コーチがキレて乱闘になって、俺はわけわかんないから、ふざけんなよと思って逃げた。喧嘩する勇気ないから。
三好:お前も少しイラっとはきたの?
伊地知:イラっとしたよ。ちゃんと練習したかったからさ。練習環境はちゃんと整ってると思ってたのに。
三好:サッカー楽しめた?
伊地知:アフリカ系のチームは5人くらいでフットサルみたいなのしかやらなかったから、サッカー楽しむっていう感じではなかった。走ったりもしたけどね。アジリティ中心の練習で、最後にフットサルみたいな。
茶谷:日本人のチームとアフリカ系のチームには1週間ずつ行ってたんですか?
伊地知:いや、平日の朝は毎日アフリカ系のチームで練習して、週2日だけ夜に日本人のチームの練習があった。日中は時間があれば観光してたね。
サッカーは全然上手くなかったよ。アフリカ系のチームはフィジカルが強くて速かったけど、最後のパスとかシュートがめっちゃ雑だった。フットサルやってても、めっちゃ突破するのに全然点は決まんないみたいな。
三好:総じて日本人と違う感じはあるよね。
茶谷:日本との違いを詳しく聞かせてください。
伊地知:向こうはテキトーなんだよね。
三好:テキトーだね。日本人は几帳面だからパスを丁寧に繋がないとすごい言われるじゃん。向こうではそういうのはあんまりない。パスが浮いても回転がどうでも、味方に渡れば別に良いし、パススピードも全然速い。ボールが日本よりも柔らかいっていうのもあると思うけど。Jリーグとかで使うような、表面がクッション性の軽いボールだから、パスがシュートみたいな感じで速い。
佐田:鶴さんのサイドキックとどっちが速い?
三好:向こうのほうがちょっと速いんじゃない?鶴田がドイツのボールを蹴ったらたぶんそれくらいになる。
あとね、みんなデカイ。下部リーグは、デカイ分だけあまり器用じゃないから、小技とかテクニックとかは日本人の方が器用だけど、球際とかボールへの執着心とかは強い。日本人は結構あっさりしてるところもあるけど、向こうはバチバチしてる。
4部がブンデスの1部のセカンドチームくらいのレベルで、技術も高いしフィジカルレベルも上がるけど、試合を見ててすんごい上手いなという感じはしなかった。3部や2部になってくるとやはりレベルは高いなと思う。向こうの2部がJ1よりレベル高いか同じくらい、と言われてる。
だから、フィジカルは下から上までカテゴリーでそれほど差はないけど、どんどんカテゴリーが上がっていくにつれて動きや技術が洗練されていく。なんというか、丁寧さに気を使ってはいないけど上に行くと丁寧になってる感じ。日本人がやってるような丁寧に丁寧にパスをつなぐ、というサッカーの延長線上にブンデスのサッカーがあるかと言われるとそうではないんだという気がした。
伊地知:イングランド5部の試合を見に行ったが、上手いかと言われるとそこまで上手くはなかった。大学の東京都1部リーグの方が上手いんじゃないかな。戦術とかは絶対に遼さんの方が知ってるし、なんならア式でちゃんと戦術を勉強してるやつの方が詳しい。
一人の選手としての価値は、戦術を知っているかというよりは基本スペックで決まる。戦術を知っているのは大事だけど、戦術なんて勉強しようと思えば勉強できるじゃん。足が速いとか体が強いとか、そういうところが一番大事。
三好:まあ総合力だよね。足の速さとか体の強さとかが無いからこそ、戦術理解とか頭の部分でそれらを補うことが重要になってくる。
伊地知:それは日本の考え方。向こうでは選手は商品だから、基本スペックがあるやつが商品として価値が高いじゃん。足が速いとか。
三好:いや、チームの監督が定める戦術と、プレーヤーとして自分を活かすための頭の使い方って違うじゃん。
伊地知:それは選手一人としてのインテリジェンスみたいなこと?
三好:うん。日本でいう遠藤保仁みたいな。フィジカルとかは強くないけど頭の部分で補っている。そういうのも大事。それはチームとしての戦術を理解するのとはまた違う話。
伊地知:確かにそれは選手としての価値なのかもしれないけど、向こうでは、それはチームに入ってから伸ばせると思われている。チームの監督とかが教えれば身につくと思っている。だから選手としての価値は基本のスペックのところにある。スペックの高い選手は評価されて上のカテゴリーにいける。
三好:スペックというか結果じゃない?結果を出せばシンプルに上にいける。
スペックの話に関しては、なんというか言葉で上手く表現できないけど、日本と違うんだよね。日本人ってトラップとパスを丁寧にやろうと言われたら、すごいそれに気を配ってやるじゃん。そういう感じじゃないんだよね。でも上に行くと上手いみたいな。下部リーグはそんなことないけど。上に行くと、そんなに気を配っていないし、ボールにそんなに集中してないんじゃないかな。日本人ほどボールに集中してない。日本人ってボールを扱うことに気が行きがち。向こうの下部から上まで共通しているのは、そこまでボールに気を使っていないということ。普通にボールを扱ってて、下部は特別上手いわけではないけど、上に行くとどんどん洗練されて行く感じ。
伊地知:体を扱うのも上手いしボールを扱うのも上手くなって行く。
三好:そこは同じなんだよね。体の使い方とボールの使い方。体の使い方が上手くなると、ボールの扱いも上手くなる。今日本でもtwitterとかで体の使い方についてのツイートが増えてきている。体の使い方が海外との差なのかな。
伊地知:練習メニューも日本みたいにボール中心ではない。日本では狭いコートでボール回しとかする。あれだとみんな固まるし、体も力んじゃうから、俺はあまり良くないと思う。小さい頃からの練習メニューが差を分けてるんじゃないかと思うけどね。欧米とかだったら大きいコートで試合をやったりするメニューが中心になると思うんだよね。
三好:そうなの?それは分かんなくね?お前の思っていることでしょ、お前のイメージでしょ?
伊地知:俺が実際に小さいコートで練習すると、特定の部分が疲れたりする。
三好:それはお前がそういう体の使い方をしているからでしょ。
伊地知:その練習を全力でやり続けるという習慣が小さい頃からあるから、そういう体の使い方になるんだと思うけどね。
三好:でも日本でもプロになるような選手たちは、他の人と同じ練習をやってきて、その中で落ちて行くやつと上がって行くやつに分かれるわけだから、上がって行くやつは才能があるということ。例えば同じ練習をやっても、より固まらないでできるとか。それはもう生まれ持ったものじゃん。それを補うことはできると思うけど、小さい子供達にそれはわからないから、だから同じ練習をやっていって、中学でジュニアユースに上がれるやつと上がれないやつに分かれるし、ただそういうのに気がついて上がって行くやつもいるし。
茶谷:日本と海外との違いについての意見を聞かせてくださり、ありがとうございました。
留学中の私生活についても聞かせてください。
伊地知:俺はホームステイだったんだけど、ホストファミリーが友好的でなくてきつかった。
食事に関しては、ロンドンには俺が払えるような値段の店はなかなか無くて、昼はハンバーガーくらいしか食べれなかった。レストランとか高いし。気の利いた定食屋さんとかは無い。
三好:俺も安いアジアンフードとケバブ屋によく行ったわ。日本の料理も食べたくなってきたら、少し高い日本食料理屋にも行ってた。日本からサッカー留学しにきた人は結構そのお店でバイトしてた。
一人暮らしとかしたことなかったから、食事に関してはすごいきつかった。
茶谷:ドイツとイングランドのサッカーには違いがありましたか?
三好:そこに違いはあまりないんじゃない?
伊地知:イングランドは4部までプロ。ドイツもでしょ?
三好:4部はセミプロなのかな。日本の社会人リーグでもプロ契約してる人がいるように、向こうも4部でプロ契約してる人はいる。4部でも飯は食って行けると思う。3部になると平均年収が日本円で1400万くらいで、十分もらえる。
伊地知:イングランドでは4部で1000万もらえる。
茶谷:日本のJ2は400万円くらいらしいです。
伊地知:イングランドは5部の試合でも観客が結構入る。
三好:レベルに関係なく、とにかく観客は入る。6部同士の試合でもすごい見にきてた。地元の人とか、そのチームを好きな人たちがサポーターとしてたくさん来る。
伊地知:それで息子とかをそのチームの下部組織に入れるんじゃないかな。
茶谷:イングランドとドイツとの差はあまりないけど、ヨーロッパと日本との差は顕著ですね。
現地で学んだことは何がありますか?
伊地知:体の使い方を改革しないといけないということ。
アフリカ系の人は足が細いのに速い。普通は足が太い方が筋肉あるから速いはずなのに。向こうでは俺が足太い方だったからね。向こうで「お前、足太いな」って言われたもん。
三好:それ悪口でしょ?笑
佐田:ひょっとして、そこから喧嘩が始まった?笑
週5人しか来なくなったのは伊地知さんのせい?笑
伊地知:違うわ笑 言われたの最終日だから。
アフリカ系の人はね、足が速くてケツがプリっとしてる。
茶谷:それは骨格とかの違いだから、日本人にはどうしようもないのでは?
伊地知:それは言い訳でしょ。俺も初めはどうにもできないと思ってたけど、たぶんそんなことない。自分で体の使い方を変えれば、自然と使う筋肉も変わってくるから。インナーマッスル使えば、外の筋肉を使わなくても動ける。だから自然と外の筋肉が落ちて足が速くなるんだと思う。最近、そこを変えないとプレーヤーとしての成長はないと思ってる。そこから目を背けて戦術とか言っても、ア式の一コマにしかならなくて、大した選手にならないと思う。基本スペックがないと、どんなに戦術を知ってても無理。
今の体のままで戦術とかを学んでレベルが1か2上がったとしても嬉しくない。それだったら育成にいて終わるとしても自分なりのやり方でやりきって終わる方が良い。
茶谷:三好さんが学んだことは何ですか?
三好:やっぱりメンタルのところかな。言葉が通じないところもあるし、いきなり練習に参加して自分のプレー・自分の特徴を出すというのは簡単なことではなかった。チームメイトからどういう風に思われるかという余計な考えが頭の中を襲ってくるけど、そういうのをいかに排除して自分のプレーに集中するかというところがすごい大事で難しかった。普段の練習・普段の環境の中にずっといるとその環境に慣れちゃうから、あんまりそういう面が鍛えられなくて、それを鍛えるには他のチームに練習参加するとかが大事なのかなと思った。向こうに行って新しい環境で自分のプレーを出すというのは簡単なことではないよね。言葉が通じないならなおさら。
他の人が何を考えているのか分からないというのもきつかった。どのタイミングでチームメイトがパスくれるのかも分からないし。意思疎通が取れなくてパスがずれたりするのが、結構ストレスだった。FWだから、味方が後ろからプレスのかけ方とか指示を出してくれるけど、何を言ってるか分からなかったりして本当にストレスだった。とにかく言葉はすごい大事。チームメイトが何を考えているのかがわかるというのは、チームスポーツである以上、本当に大事だと痛感した。
ドイツにはトルコ人が多いから、ドイツ人中心のチームとトルコ人中心のチームに行ったんだけど、ドイツ人の方はまだしも、トルコ人のチームでは顕著だった。信頼されていない感じがすごくあって、ゴール前にいても全然パスが来ない。疎外感が尋常じゃなかった。
そう言うことを学べたから、日本でも活かしたいと思う。
伊地知:じゃあ最後に、カッコいいこと言おうか。
茶谷:お願いします!海外経験を踏まえた上で、今後のア式での目標も聞かせてください。
伊地知:イングランド5部の試合を見たときに、しょせん5部でプロじゃないのに、サポーターが1000人くらい見に来てて、シュートしたらおじいさんもおばあさんもすごい叫ぶ。その光景が本当に素晴らしいなと思った。俺もやっぱりLBの方達に応援してもらいたいなと思って。自分と一切関わりのない人が応援してくれると言うのは本当に嬉しいこと。サタデーの試合みたいにOBコーチしか見てない環境で結果を出すのと、
三好:あと、西のお父さんね。
佐田:西翔太さんも。
伊地知:まあ西の家族とか俺の親父しか見てない試合で結果を出すのと、LBの方達が見てるリーグ戦で結果を出すのとでは全然違うよね。ア式の部員に応援してもらえることもすごく嬉しいことだけれど、LBの方に応援してもらえたらもっと嬉しい。LBの方と言うか、自分の知らない人たちにも応援してもらいたいなって。
自分のことをそれほど知らない人にも応援してもらえるのは本当に素晴らしいことだと思うから。
関わりのない人にも応援してもらえるような選手になること、それがア式での目標です。必ずやりますよ。
茶谷:三好さんのア式での目標は?
三好:ア式での目標は、もう最高学年になったわけだから、来年は全試合にフル出場して得点王になること。
伊地知:得点王は俺も狙ってるよ。
三好:三好ファンクラブが設立されるくらい活躍したいね。年会費300円。
茶谷:これで対談を終わります。ありがとうございました。