2019年6月2日
東京都大学サッカーリーグ1部第第6節
vs帝京大学
●2-3(2-1,0-2)
前節良いところなく力負けの形となった山梨学院大学戦の敗北から1週間。残留争いから抜け出し浮上のきっかけを掴みたい東大は、同じく今年2部から昇格した帝京大学をホームに迎え、勝ち点3を目指した。
試合前に掲げられた横断幕に気合十分の東大は前半から帝京大学を攻め立てる。前半5分、右サイドからの杉山(1年、文II)のCKから槇(4年、工)が頭で合わせるもこれはポストに阻まれるが前半15分、左サイドからドリブルで切れ込んだ松本周(3年、工)が相手GKの頭上を超える技ありループシュートを決めて先制する。しかし、やはり今期の流れの悪さだろうか。2分後の前半17分、カウンターから最終ラインの裏に抜け出された相手に GKも交わされて無人のゴールに流し込まれ試合を振り出しに戻される。しかし、去年勝ち越した帝京に負けるわけにはいかない東大はすぐさま勝ち越す。前半23分、再び右サイドから杉山(1年、文II)のCKに槇(4年、工)が頭で合わせて今度こそゴールネットを揺らし、勝ち越した。前半終盤は帝京に押し込まれたもののGK染谷(2年、文II)を中心にゴールを守りきり今期初めて勝ち越した状態で後半を迎える。
後半、この流れを維持したい東大だったが、同じく残留争いから抜け出したい帝京の気持ちの入った攻撃に押され続ける。後半22分、エリア中央をドリブルで運んだ相手MFからのスルーパスに合わせられ失点し、再び試合を振り出しに戻される。何とか流れを戻したい東大だったが試合をとうとうひっくり返されてしまう。後半24分、アンカーへのパスをカットした相手中盤選手にそのままニアサイドにシュートを撃たれ、ゴールネットを揺らされた。その後、反撃の糸口を作りたい東大だったがリードし勢いに乗る帝京相手にチャンスをなかなか作り出せずそのまま試合終了。同じ昇格チーム相手に2-3の痛すぎる敗戦となった。
この試合では今期初の複数得点など、これまでに比べ得点の予感は感じさせたが、ここまでリーグ戦5試合で勝ち無しの悪い流れを引きずってだろうか。内容が良くとも勝ちきれない試合が散見される今期を象徴するかのような試合だった。
次節の相手は学習院大学。今節では、2年連続で東京都1部リーグを制している明治学院大学相手に引き分けの試合を演じるなど好調な印象だ。今節同様、フィジカル的に厳しい試合となるだろうが、やはり攻撃陣の活性化が勝利に近づくために一番重そうな要素だと思われる。次節は朝早い試合時間となりますが、今まで同様熱い応援の程、よろしくお願いいたします。
文責:3年 佐藤