東京都大学サッカーリーグ1部第13節
2019年9月8日(日) 13:00KO
@工学院大学八王子キャンパスグラウンド
東京 | 2 | 1 – 0 | 0 | 上智 |
---|---|---|---|---|
1 – 0 | ||||
(35分) 槇憲之 (80分) 松本周平 |
得点 | |||
(53分) 出射令雄 (81分) 内倉慈仁 |
警告 | |||
退場 |
スタッツ
東京 | 項目 | 上智 |
9 | シュート | 17 |
11 | GK | 6 |
5 | CK | 7 |
11 | 直接FK | 5 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
スターティングメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 1 |
染谷大河 |
DF | 6 | 吉本理 |
DF | 5 | 内倉慈仁 |
DF | 3 | 槇憲之 |
DF | 17 | 松波亮佑 |
MF | 12 |
杉山亮 |
MF | 7 | 中村紳太郎 |
MF | 19 | 中村知朗 |
MF | 8 | 出射令雄 |
MF | 11 | 松本周平 |
FW | 13 | 大池一輝 |
サブメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 21 | 満永達彦 |
DF | 4 | 大谷拓也 |
DF | 22 | 石野佑介 |
MF | 10 | 白藤優 |
MF | 27 | 高宮秀徳 |
MF | 16 | 大矢篤 |
FW | 9 | 和田爽 |
選手交代
分 | OUT | IN |
HT | 大池一輝 | 和田爽 |
HT | 杉山亮 | 白藤優 |
61 | 中村紳太郎 | 大矢篤 |
67 | 出射令雄 | 高宮秀徳 |
87 | 吉本理 | 石野佑介 |
ハイライト
戦評
後期に入ってからも3連敗と苦しむ東大。後期第4節の相手は、東大と同じく勝ち点の積み上げに苦戦し最下位に沈む上智大学。工学院大学にて行われたこの試合は、雨によって濡れたピッチやミッドウィーク開催を挟んだ3連戦の最終戦と言った悪条件の重なった試合となった。そんな中、東大は1部残留の望みを残すためにも確実に勝ち点3を掴み取り、弱い自分たちと決別できるような試合をすることを目指す。
試合開始直後、両チーム有効にボールを握れない展開が続く。前半5分、相手のパスミスからボール奪取に成功したスピードスター松本周(3年・工)が中央をドリブル突破し、高身長FWの大池(4年・教)にラストパス。この決定機はキーパーに阻まれるものの、得点の匂いを感じさせる。
前半20分、縦への推進力が魅力のウイング中村紳(4年・工)が右サイドで倒されると、このフリーキックのキッカーは高精度の左足をもつMF中村知(3年・文)。このクロスのこぼれ球から、松本周が思い切りよくシュートを放つが、これはキーパー正面。
双方、再現性のある効果的な攻撃を見せられない中、前半34分、左サイドのコーナーキックに合わせたのは怪我明けの頼れる副将・槇(4年・工)。高い打点から叩きつけられたヘディングはゴールに吸い込まれる。四年生DFの意地の一発で東大が先制する。
このゴールのあとも、東大は主導権を完全には握りきれないまま試合を進めるが、このままスコアが動くことはなく1-0で前半終了。
ハーフタイム、ベンチではヘッドコーチの山口からチームの課題が厳しく指摘される。東大は、上位陣と戦っている時と違い、試合運びやインテンシティの部分でなんとなく相手に合わせてしまっていた。自分たちのサッカーをここでしっかり出来ないと、今後には全く繋がらない。連戦で残った疲労もあり、この早いタイミングでFW大池→和田(3年・農)、アンカーを杉山(1年・文II)→白藤(4年・工)と選手を交代させ、後半に入る。
後半5分、敵陣からのフリーキックのロングボールのこぼれ球を、ペナルティエリア外からシュートを打たれるが、これは守護神染谷(2年・文II)がファインセーブ。
後半15分、20分にそれぞれ、中村紳→大矢(1年・文II)、出射(1年・文Ⅲ)→高宮(3年・工)と、被シュートが増えてきた東大は両ウイングにフレッシュな選手を配置する。
後半30分、左サイドを崩されてミドルシュートを打たれるも、またGK染谷の好セーブで難を逃れる。
後半31分、相手のコーナーキックのこぼれ球を拾った中村知がボールを運び、パスを受けた松本周からのロングボールをCBで主将の内倉(3年・農)が折り返し、攻撃的SBの松波(1年・理Ⅰ)がゴール前で転ばされるもPKの判定とはならず。だが東大が鋭いロングカウンターで相手を脅かす。
後半38分、高宮とのコンビネーションでペナルティエリア内に侵入した松本周が相手のタイミングを外し、左足でシュートをゴールに流し込む。これで2-0となり試合の展開は楽になる。
試合終盤、フリーキックなどで押し込まれるシーンもあったが、後半41分、右SBの吉本(4年・工)→石野(2年・文II)の交代をし、危なげなく試合をクローズした。
勝ち点3は掴み取ったものの、内容としては次節以降に改善が求められる試合となった。相手に合わせて自分たちのパフォーマンスが左右されるようではまだまだ甘い。戦術的に相手を見てプレーを判断することは当然だが、どんな相手であってもプレーの原則や強度を変えているようなチームであってはいけない。残留に向けて厳しい状況は変わらない。東大は、残りの五試合全てを一戦必勝で戦っていかなければならない。我々東大ア式蹴球部は次節以降も一戦一戦死に物狂いで戦っていくので今後も応援の程宜しくお願い致します。
文責:1年 大矢