2022年9/13(火)〜11/22(火)にかけて東大トレセンが、数年ぶりに開催されました。
この企画は例年多くの選手を東京大学運動会ア式蹴球部(以下ア式)に送り込む高校の中から、高校一年生を対象にし、各校3~5名ずつ来ていただき、実際にア式の練習を体験してもらうことで、東大ア式について知り、今後の一つの選択肢として東大ア式を考えてもらうことを目的に開催している企画です。
今年度は計6回の練習が行われ、
浅野高校(神奈川)・麻布高校(東京)・海城高校(東京)・筑波大学附属駒場高校(東京)・攻玉社高校(東京)・学芸大学附属高校(東京)の6校が参加してくださいました。
以下、本企画の担当者からの言葉です。
「前東大トレセン責任者、4年の大矢篤です。この企画は、かつて短期間行われたのちに廃止されていたものを、より持続的で有意義な形に作り替えて開催したものになります。
ここ数年整備されてきたユニット制度のもと、リクルートユニットがマンパワーではなくチームとしてプロジェクトを進め、特に後輩にもイニシアチブを取って仕事をしてもらえたことで持続的な形で再開することができたと思います。再開に至る経緯としては、3年前に、社会的価値と、ア式にとっての直接的なリクルート面での価値を高く両立できるであろうこの企画を復帰させるべきだと思い、プロジェクトを開始いたしました。
具体的にいうと、社会的価値とは「首都圏の文武両道をめざす高校生にとって有意義な場を提供すること」だと考えています。
この「有意義な場」は横と縦の繋がりを得られるという意味で価値があると信じています。横の繋がりについては、中高一貫で閉鎖的になることも多い首都圏の進学校コミュニティにおいて、この企画を通じて得られる他校の文武両道に励む友達は貴重だと思います。また、縦の繋がりについては、かつては高校生として、そして今なお文武両道に励んでいる弊部部員から様々なものを還元する場としても機能させることができました。プロジェクト開始後、新型コロナウイルスの蔓延により、他コミュニティに属する高校生を集める、という性質を持った東大トレセンの企画は全く前進させることができない歯痒い期間が続きました。ですが、今年になってどうにか東大トレセンを開催することができました。至らない点も多かったと思いますが、高校の顧問の先生方や幣部OBの方々、理解を示してくれた保護者様、積極的に参加してくれた高校生などの助けもあり、無事に全日程を終了することができました。今後も我々は、社会・サッカー界に責任を負う存在として、日本一価値のあるサッカークラブとなることを目指して活動していきます。変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします。」
東大トレセンの再開により、東大フェスと東大トレセンの二つの企画を軸にした、以前よりも多様なリクルート活動が可能となります。従って、来年以降は、今までなかなかつながる機会を持てずにいた高校様にも声をかけさせていただくなど、より多くの皆様と関われる場を作っていこうと思っております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
練習中の様子