東京都大学サッカーリーグ2部第10節
2020年11月8日(日) 13:00KO
試合速報(Player!) マッチデープログラム東京 | 2 | 2 – 0 | 1 | 武蔵 |
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0 – 1 | ||||
(13分) 中村知朗
(31分) 松本周平 |
得点 | (83分) | ||
警告 | (7分)
(62分) |
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退場 |
スタッツ
東京 | 項目 | 武蔵 |
7 | シュート | 5 |
4 | GK | 8 |
3 | CK | 8 |
13 | 直接FK | 12 |
1 | 間接FK | 4 |
4 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
スターティングメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 1 | 染谷大河 |
DF | 3 | 吉岡泰生 |
DF | 4 | 大谷拓也 |
DF | 6 | 松波亮介 |
DF | 13 | 杉山亮 |
MF | 8 | 出射令雄 |
MF | 10 | 中村知朗 |
MF | 11 | 松本周平 |
MF | 12 | 三谷深良惟 |
MF | 24 | 西雄太 |
FW | 9 | 和田爽 |
サブメンバー
位置 | 番号 | 選手名 |
GK | 21 | 石川旦 |
DF | 2 | 赤木雅実 |
DF | 5 | 内倉慈仁 |
MF | 22 | 石野佑介 |
MF | 7 | 大矢篤 |
MF | 27 | 高宮秀徳 |
FW | 16 | 伊地知遼 |
選手交代
分 | OUT | IN |
65 | 杉山亮 | 石野佑介 |
75 | 出射令雄 | 内倉慈仁 |
76 | 松本周平 | 高宮秀徳 |
90 | 松波亮介 | 大矢篤 |
戦評
2020年11月8日
東京都大学サッカーリーグ2部大10節
vs武蔵大学
○2-1(2-0,0-1)
いよいよ2020年東京都リーグも終盤戦を迎える。今節相まみえる武蔵大学は前期リーグで4-0と快勝した相手だが、試合前に両者を取り巻く雰囲気は対照的だった。武蔵大学は上智大学に勝利するなど3連勝中と波に乗った状態。一方の東大ア式は一橋戦での敗戦が尾を引き、練習も重苦しい雰囲気の中で行われていた。
まさに真価が問われる一戦だったが、前半東大ア式は圧倒的な強さを見せつける。開始早々こそピンチを招いたものの、その後は完全にボールを支配。その中心となったのは中盤に入った3人だった。西(4年・法)は中盤の底から長短のパスで攻撃を操り、リーグ戦初先発の三谷(1年・文一)は激しいプレスで相手に自由を与えない。そして別格の存在感を見せたのが出射(2年・文三)だ。持ち味の高い技術で武蔵DFを翻弄し、左右両足からチャンスを何度も演出した。
中盤が安定するにつれ前線も俄然輝きを増していく。13分、松本周(4年・工)のスルーパスに抜け出した中村(4年・文)が左足で冷静に流し込み先制すると、続く19分には出射のサイドチェンジを受けた松本がPA内でDFを1枚かわし角度のないところから惜しいシュートを放つ。更に31分には再び松本が三谷とのワンツーからPA内に侵入し、カットインから右足一閃。シュートはゴール右隅に突き刺さりリードを2点に広げた。この後も主導権を渡さずスコア2-0のまま前半終了。東大ア式は攻守ともにほぼ理想に近い形を見せ、「今季ベストゲーム」(山口監督)とも言える出来で試合を折り返すこととなった。
後半に入っても東大ペースで試合は進んだが、武蔵も得意のセットプレーから活路を見出し始める。55分にはPAやや外からのFKを直接狙われるも、ここはGK染谷(3年・教養)がファインセーブ。この辺りから少しずつ東大側にミスが出始め、また疲労もありプレスの強度が低下。思うように攻められず、中盤での一進一退の攻防が続いた。
75分、疲れの見えた出射・松本に替えてDF内倉(4年・農)とMF高宮(4年・工)を相次いで投入しシステムを3バックに変更。状況に応じて5バック化することでゲームを落ち着かせようとした。しかし前線の枚数が減ったことで相手に自由を与えてしまい、押し込まれる展開に。83分、CKから失点し1点差に詰め寄られるとその後は防戦一方。92分にはクロスから裏を取られ絶体絶命のピンチを迎えるが、ここはまたしても染谷が立ちはだかる。全員で武蔵の攻撃を跳ね返し続け、ついに試合終了の笛。2-1でからくも逃げ切った。 1
試合を通した継続性という部分では課題を残したが、先週の敗戦から立ち直った前半の戦いぶりは見事なもの。そして、内容はどうであれ集中力を切らさず勝ち切ったことはかなり大きい。後期リーグ戦は上位チーム同士の戦いとなり、一戦一戦の重要度は更に増していく。次節の相手は2位を争う上で最大のライバル、上智大学。この大一番に勝利し昇格へまた一歩前進したいところだ。
引き続き無観客試合とはなりますが、YouTubeでのライブ配信やTwitter速報などを通じて応援していただけると幸いです。来年、満員の御殿下で東京都1部リーグの舞台を戦えるよう残り3試合も全力を尽くしてまいりますので、今後ともご支援の程よろしくお願い致します。
文責:髙橋