リーグ戦第17節vs大東文化大学

東京都大学サッカーリーグ1部第17節

2019年10月6日(日) 14:00KO

@大東文化大学東松山キャンパスグラウンド

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東京 0 0 – 1 2 大東文化
0 – 1
得点

(33分)

(52分)

警告
退場
スタッツ
東京 項目 大東文化
3 シュート 12
9 GK 5
4 CK 6
8 直接FK 7
2 間接FK 0
2 オフサイド 0
0 PK 0
スターティングメンバー
位置 番号 選手名
GK 1 染谷大河
DF 6 吉本理
DF 5 内倉慈仁
DF 4 大谷拓也
DF 17 松波亮佑
MF 10 白藤優
MF 11 松本周平
MF 8 中村知朗
MF 19 出射令雄
MF 27 高宮秀徳
FW 9 和田爽
サブメンバー
位置 番号 選手名
GK 21 満永達彦
DF 2 松坂大和
DF 3 槇憲之
MF 7 中村紳太郎
MF 12 杉山亮
MF 13 細井隼
FW 15 大池一輝
選手交代
OUT IN
56 出射令雄 細井隼
61 高宮秀徳 中村紳太郎
66 吉本理 杉山亮
81 大谷拓也 槇憲之
戦評

前節の勝利により残留へわずかな望みを残したものの、この日の早い時間に行われた試合の結果によりすでに降格が決まった中での一戦。さらにアウェーでの開催ということで、決して簡単な試合ではない。今節の相手は、大東文化大学。堅守とセットプレーでの強さを武器にするチームであり、前期リーグでの対戦でも東大は大東文化大学を相手にセットプレーから失点を許している。

 

前半立ち上がりから、5-3-2の布陣でリトリートする大東文化大学に対して完全に攻めあぐね、全く突破口が見つけられない中、大東文化大学は東大のミスからのショートカウンター、セットプレーでチャンスを演出する。

 

前半21分。相手右サイド奥のスローインの流れから、中央に質の高いグランダークロスが上がりピンチを迎えるが、内倉(3年・農)が体を張ってコーナーキックへ逃げる。このコーナキックを中央で合わせられるが、ここは相手攻撃側のファウルというジャッジに救われる。続いて後半32分、ピッチ中央付近でボールを奪われると、そこから再度に展開されカウンター。相手右サイドから中央へ質の高いクロスが上がると、最後は中央でヘッドで合わされ失点。堅守を売りにする相手に痛恨の先制点を許す。

 

その後は両者ゴール前に迫ることはできず前半終了。結局前半東大はシュート0、対する大東文化大学はシュートを6本放った。東大は効果的な形で前線にボールを運ぶことができず、成功確率の低い攻撃をすることを強いられ、一方相手の中盤の守備の網に引っかかりカウンターをくらい、チャンスを演出されてしまう展開となった。後半は前線にボールが運んだのち、ゴール前でシュートに迫る回数を増やしたいところである。

 

後半立ち上がり5分。早速東大はコーナーキックのピンチを迎える。ゴール中央で足で合わされたボールを、染谷(2年・文2)が一度は弾くがゴール付近にこぼれてしまい、これを相手選手が押し込んで痛恨の2失点目。大東文化大学を相手にまたもセットプレーから失点を許してしまう。

 

もう後がなくなった東大は後半10分に出射(1年・文3)に変えて、細井(4年・工)を、続く15分には高宮(3年・工)に変えて、中村紳(4年・工)を投入して逆転を狙う。しかし、前半からの課題は必ずしも改善されず、なかなか有効なチャンスは創出できない。一方大東文化大学は、リードを守るべく堅守を続ける一方で、後半25分、30分にキーパーと一対一の得点機を演出するなど、決定機を作る。その後東大は後半35分以降に、相手陣地に押し込んで攻撃を続ける時間帯を創出するも、やはりゴールには至らず試合終了。0-2での敗戦となった。

 

今節で露呈した課題は、やはり今シーズンを通しての課題である両ゴール前での質であった。実際、失点の場面以外に加えて決定機を作られた場面では、相手が上手であったという要素のみではなく、こちらの守備の甘さが見えた場面も散見されており、また結局(大東文化大学の12本に対して)、我々が放ったシュートはわずか3本であった。我々がこだわっていかなくてはならないのは、相手ゴール前に迫る際のパス・トラップの質、シュートの質、そしてアイデアの豊かさであり、また自陣ゴール前での体を張った守備、判断の質である。これらは(特に相手ゴール前では)、いわゆるセンスに頼る部分もあるが、現在我々の課題となっているのはもっと基本的な部分、すなわち容易なショートパスの質や、守備時のポジショニングへのこだわりなどである。これらは一朝一夕には克服できないものであり、即効性のある解決策はない。チームで長期的に取り組むべき課題である。

 

ただ、そうはいっても次節は最終節、文字通り最後の試合であり、特に4年生にとってはア式生活最後の公式戦である。4年生がそれぞれの場所で最高の締めくくりを迎えられるような、満足感のある、そして見応えのある試合を繰り広げることに期待されたい。

文責:染谷(2年・文2)

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